クリスマスローズの育て方。花が終わったら花茎を切るのを忘れずに

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クリスマスローズはヨーロッパ生まれの植物です。
「冬の貴婦人」という愛称のとおり、冬の寒い時期に楽しむことができます。
生育適温は0~15℃と、寒さに強く日陰でも育つことから、
園芸初心者にもおすすめです。

さて、このクリスマスローズの育て方のポイントは、
直射日光を避けつつ管理することと、水やりのタイミングに注意して
根腐れを起こさないようにすることです。また、花が終わったらなるべく早めに
花茎(花がついた茎)を切り落す作業を行う必要があります。
こうすることで、来年もたくさんの花を咲かせてくれます。

●クリスマスローズの開花時期と花が終わったらするべきこと

クリスマスローズは長く楽しむことができます。一般的な開花時期は1~4月ですが、
12月ごろ咲くものから、5月の上旬ごろまで楽しめるものまであります。

ただし、4月になると一般的な花期は終盤です。すべての花に種をつけてしまうと、
株に負担をかけてしまうことになるため遅くとも4月の末までには
根本から5㎝程度を残して花茎を切り落とすようにしましょう。
おしべが落ちたり、色が緑色へ変化し始めたら、花の咲き終わりと判断します。

●クリスマスローズの育て方のポイント

>土

庭に直接植える場合も鉢植えの場合も、水はけのよい土壌を選ぶようにしましょう。
根腐れの原因となります。鉢植えの場合は、市販されているクリスマスローズ用の
土を選ぶと簡単です。土の酸度は強酸性や強アルカリ性でなければかまいません。

>日光

クリスマスローズは直射日光に弱いので、庭に直接植える場合は注意が必要です。
日光が全く当たらない場所は避けて、半日陰になる場所か、
木の下などに植えるとよいでしょう。
「アオダモ」や「ヤマボウシ」などの落葉樹のそばがおすすめです。

鉢植えの場合、日差しの強い時期(6~8月)は日陰のほうが良いですが、
秋から春先にかけては(10月~5月上旬)積極的に日にあてるようにしましょう。
そうすることで株に栄養を蓄えることができます。

>水やり

3~5月:一年を通じて最も成長する時期です。
土の表面が乾いてきたら、たっぷりと水を与えるようにしましょう。

6~8月:クリスマスローズは夏が休眠期です。
乾かし気味で管理するため、水はあまり必要ありません。

ただし、暑さで土が乾いてくるので、カラカラになる前に
強い日差しを避けた夕方にたっぷり水を与えるようにしてください。

また、葉の裏に害虫が付きやすいので、水やりの際に洗い流してあげましょう。

9~11月:休眠期を終え、生育を始める時期です。
土の表面が乾いてきたら、たっぷりと水を与えることを基本とし、
乾かしすぎないように注意してください。

12~2月:寒い朝晩に、クリスマスローズがしおれて見える場合があります。
これは水が凍って細胞が破裂しないようにしているためなので、
追加で水を与えないようにしてください。土の表面がある程度乾いたら、
朝方たっぷりと水を与えてあげるようにしましょう。

この時、葉や茎、花にかからないように根元に注ぐのがポイントです。
なお、夕方に与えると夜の間に根が凍結する可能性があるので避けてください。

>肥料

休眠期を避けて年2回肥料を施します。10月~11月初旬の生育が始まる時、
花期が終わった4月に効果がゆっくり出る化学肥料を使います。

>雪・霜対策

寒さに強いので、鉢植えの場合も屋外での管理をおすすめします。
屋内においておくと、鑑賞対象となる萼(がく)が色あせてしまいます。
ただし、雪や霜で葉が痛むことがあるので、寒くなるのが分かっている場合は、
玄関など屋根のある場所に退避するか、不織布をかけて保護するようにしてください。

●まとめ

クリスマスローズの育て方についてまとめました。
クリスマスローズは乾燥を好む、寒さに強い植物です。
休眠期の夏を乗り越えられるよう、花が終わったら、
種を作ってしまう前に花茎を切り落とすようにしてください。

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