母子家庭の子育ての悩みはお金と愛情不足?手当とスキンシップを大事に

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母子家庭のお母さんは多忙です。
仕事、子育て、家事、そのすべてを一人で担わなくてはならないからです。
その中でも悩みとしてまず挙げられるのは、お金に関する悩みでしょう。

令和元年の国民生活基礎調査の概要から、世帯平均年収を見てみると、
母子家庭の収入は306万円と、児童のいる一般世帯の年収746万円に比べて
大幅に低くなっていることが分かります。

申請すれば受け取れる手当もあるため、厚生労働省の「母子家庭等関係」の
ページをよく読むようにしましょう。

また、子供が愛情不足ではないかと悩んでいる方は、一日5分でも10分でも良いので、
仕事や家事の手を止めて目を見て話をする時間をとる取ってあげましょう。
特に小さな子供に対しては、自己肯定感を高めるためにも共感とスキンシップが大事です。

●令和2年の国勢調査から見る母子家庭の状況

母子家庭とは、配偶者のいない65歳未満の女性(配偶者が長期間生死不明の場合を含む)、
と20歳未満のその子(養子を含む)のみで構成している世帯のことを言います。

令和2年の国勢調査によると、母子世帯数は65万世帯でした。
母子世帯のうち、子供が一人という家庭は54.8%で、
子供が2人以上いる世帯もほぼ半数いることが分かります。
子供が多いほど生活費・教育費がかかってきます。

また、最年少の子供が6歳未満の世帯は6万世帯で、全体の10%程になります。
幼少期は特に子育てに手間がかかりますので、
仕事と子育ての両立ができずに悩む方は多いと思います。

なお、母子家庭となった理由の8割は離婚によるもので、死別は7%程です。
また、未婚の母も12%を超えています。
(出典:https://www.stat.go.jp/data/kokusei/2020/gaiyou.html

●世帯種類別・平均年収

令和元年版(2019年版)の「国民生活基礎調査の概況」を基に、
世帯別年収を見たところ、全世帯平均は552万円した。
児童がいる世帯が746万円で、高齢者のみの世帯が312万円、
母子世帯はこれよりも、低く306万円となっています。
児童がいる一般世帯よりも、大幅に低くなっていることが分かります。
(出典:https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/20-21.html

●収入の手助けになる手当

家計の助けになるかもしれませんので、どのような手当てがあるのかしっかり
把握するようにしましょう。厚労省に「母子家庭等関係」として
専用ページが設けられていますので、参考にしてみてください。
(出典:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kodomo/
kodomo_kosodate/boshi-katei/index.html)

●9割以上の母子家庭は犯罪とは無縁

母子家庭の子供は「愛情不足だから様々な問題を起こす」という偏見で見られがちです。
なぜそう言われるのでしょうか。

平成22年の少年犯罪のデータを見てみると、検挙を受けた19歳までの子供約9万人うち、
両親がそろった一般家庭が約6割、母子家庭の割合が約3割を占めています。
母子家庭の割合は、子供がいる一般家庭のうちの1割弱と言われていますから、
たしかに犯罪率が高い傾向にあるとは言えるでしょう。

とはいえ、その総数から見ると、95%以上の母子家庭は、
犯罪とは無縁の生活を送っていることが分かります。過度の心配は無用でしょう。

●「愛情不足」と言われないために

母子家庭のお母さんは、家事・育児・仕事を一手に引き受けているため、
とにかく時間がありません。

とは言え、たとえ1日5分でも10分でも、子供の目を見て話す時間を
作ってあげることが大事です。仕事や家事の合間では意味がありません。

特に子供が小さい時(0~6歳)には、子供の気持ちを受け止めて、
共感して、スキンシップを取ることが何より大事です。
食育は二の次で構いません。

この頃に親からの愛情を分かりやすく伝えられていると、自己肯定感が高まります。
なお、初対面にもかかわらず、母子家庭というだけで、
上から目線のアドバイスをしてくる方がいます。
こういう方とは、こじれない程度にさりげなく距離を置くようにしましょう。

●まとめ

母子家庭の子育ての悩み、特にお金の問題と愛情の問題についてまとめました。
子育てに正解はありませんが、母子家庭の場合、一般家庭に比べて
時間が取れないのは間違いありません。
言葉と態度でしっかりと子供に愛情を伝えるようにしましょう。

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