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近年、「毒親」という言葉が良く聞かれるようになりました。
親は子供にとって絶対の存在ですから、毒親とまでいえなくても、
親に自分の意見を言えないまま、大人になった人も多くいるでしょう。
そんな中、他者と触れ合い、結婚し、子育てするようになってはじめて、
実母の距離感にイライラして、『絶縁するべき?』と悩む人もいるようです。
親にとって子供はいつまでも子供だということを知った上で、
適度な距離をもって、子育てを関わってもらいましょう。
毒親とまで言えないけど、親と関わるとストレスを感じるという場合は、
子育ての主導件は自分にあると宣言して、部分的にサポートをお願いしましょう。
子育てはそれでなくてもストレスがたまるものですから、
実母のストレスまで加わると、自分がパンクしてしまいます。
●『毒親』とはどういう親か
近年、毒親という言葉をよく耳にするようになりました。
この言葉はスーザン・フォワード氏の本「毒になる親一生苦しむ子供」から
作られた俗語とされています。
子供を肉体的・精神的に支配したり、傷つけたりして、
子供の健全な成長を妨げてきた親を指して使います。
分かりやすい例は、子供に暴力をふるったり、罵倒したり、
無視したり、教育しなかったりする親です。
ただ、それ以外にも、過干渉によって自分の理想を押し付けたり、
子供の意見を認めなかったりするのも、毒親となる可能性とあります。
ハラスメントと同じく、被害を受けた子供自身が感じてきた
ダメージの大きさによって、毒親とされる場合もあるようです。
なお、毒親が生まれるひとつの原因として、
『ジェンダー』の考え方が関係しているとも言われています。
一般的な女性らしさ・男性らしさを身に着ければ、
子供は幸せになれると親が盲目的に信じているため、
子供に対して必然的に過干渉になるというものです。
●普通以上~毒親未満の実母とは
毒親まではいかないけれど、親と話しているとストレスが溜まる…と
実母との関係に悩む人は多くあります。
キーワードは「あなたのためを思って」です。
成人した子供に対しても過度にスケジュールを聞き出そうとする、
子供が選ばなかった進路に対していつまでもぐちぐち文句を言う、
容姿等に対して無神経な発言をする、いらないものを押し付ける、
愚痴や悪口を延々と聞かせる、などはその典型例です。
これが、子育てまで及ぶと、頼んでいないことまでサポートする、
今の育児法を無視した自分独自の方法を押し付ける、といった行動をとります。
このような親は、自分は良い親だと感じていることが多いため、
文句を言ったところで、改善されないと思っていた方が良いでしょう。
●子育てでイライラせずに実母と付き合う方法
>自分に従ってと宣言しよう
子育ての方法は、世代によってやり方が異なります。
それを説明しても分かってもらえない実母の場合は、
子の責任は親が負うものだから、私の方法でやらせてほしい、
サポートしてほしいときはお願いするから、ときちんと言葉で伝えしましょう。
それで怒って「二度と関与しない!」と言われた場合は、
自分の意見を変えるのではなく、仕方がないとあきらめるのです。
適度な距離感で実母と子育てをしていくためには、欠かせない工程です。
>反抗できない人は物理的に距離を取る
今まで一度も実母に反抗してこなかった人が、
「私のやり方を認めて」と宣言するのはかなり大変なことです。
とは言え、子育てはそれでなくとも重労働なので、
実母との関係までストレスになると、早いうちにパンクしてしまいます。
どうしても反抗できない人は、居留守やメール、手紙を使うして、
徐々に直接的な接触回数を減らしていきましょう。
なお、毒親に近い親ほど、強めに自分の意見を伝えたところで
「子供がへそを曲げているからしばらく放っておこう」程度にしか思いません。
「あんなこと言って親を傷つけたかも…私はひどい子供だ…」と
ひどく気に病む人は、まだまだ親の影響が強いと言えそうです。
●まとめ
子育てを契機に、実母が毒親では?と感じた場合の
付き合い方についてまとめました。
親にとって子供はいつまでも子供ですが、親と子供は別の人間です。
いつまでも親の言うことを聞いていると、
イライラしてストレスが溜まってしまいますから、
子育てを契機に、完全な自立を目指すと、親と良い距離間で
接することができるようになるでしょう。
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