前頭葉を鍛えてやる気アップ!子供と一緒に前頭葉のトレーニング

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「なんだか最近うちの子落ち着きがないな」

「やる気がなくて怒りっぽいな」

そんな風に思ったことありませんか?

そんな時は、もしかしたら前頭葉の働きが鈍くなっているのかもしれませんよ。

人間らしく生活するためには必要な前頭葉、ここを鍛えるとやる気もアップして生活にもハリが生まれます。

親子で前頭葉を鍛えてみませんか?

 

 

〇前頭葉の働きとは?

 

前頭葉はおでこの後ろにある領域で、前頭前野、運動野、運動前野のみっつに分かれています。

前頭葉は人間が生きていく上で欠かせない働きをしています。

例えば運動をしたり人とのコミュニケーションをとるといった働きや、計画をたてたり面倒な作業をしたりといった働きをします。

また前頭葉は感動をつかさどる部分で、感動したり意欲を高めたりといった働きをすると同時に、自分の感情を思いのままに外に出さないように制御してくれています。

前頭葉の働きが鈍くなるとこれらの働きがうまくいかなくなるため、仕事や生活でだんだん支障が出てきてしまいます。

例えばやる気が出なくて宿題ややらなければいけない仕事をぎりぎりまで放置してしまうとか、計画がうまくたてられない、細かい作業が苦手になる、同じミスを何回も繰り返してしまうなどの問題が出てきます。

また感情をうまく制御できなくなるので、唐突にキレたり怒りっぽくなったりといった行動も目立ってきます。

実際認知症やADHDの発達障害の人はこの前頭葉が他の人よりも小さかく血流が悪くなっているといった研究結果も出ています。

 

 

〇前頭葉の鍛え方

 

では前頭葉を鍛えるためにはどうすればいいか、その方法を見ていきましょう。

 

・料理、掃除をする

 

家事というものは簡単そうに見えて、実は脳をフル回転させて作業しています。

例えば料理だと、今ある食材を使ってどういう料理を作るかを考え、効率よく料理するために無意識に計画をたて複数のタスクを同時にこなしています。

お湯をわかしながら野菜を刻む、野菜をゆでながら肉を焼く、味噌汁の味付けをしながらメイン料理の味付けもする、などなど。

思っている以上に複雑な工程を踏んでいるのです。

掃除もどこからどう掃除するのか計画をたて、面倒な細かい作業を集中して行い、整理整頓に思考力を使います。

そのため、これらの家事をすることで前頭葉は活性化されるのです。

 

・音読をする

 

音読は前頭葉を鍛えるのに最も適した方法だと言われています。

ぶつぶつとつぶやくように読むのではなく、はっきりと声に出して読みましょう。

その時ただ単に文字の流れを追っているだけでは効果は出ません。

大事なのは音読しながらも本の内容をしっかりと理解しながら読むことです。

そして音読のスピードは速ければ速いほどに効果的です。

本はどんな本でもいいのですが、難しい本や興味のない本だと読んでいて飽きてしまいます。

できるだけ自分が好きな本や読んでいて楽しめるものを選びましょう。

 

・有酸素運動をする

 

有酸素運動をすると酸素がたくさん脳へと送られるため、脳が活性化していきます。

実際有酸素運動をすることは認知症の予防にもよいと言われています。

積極的に体を動かしていきましょう。

一番簡単な有酸素運動はウォーキングですが、毎日同じコースだと脳への刺激が少なくなってしまいます。

コースを変えたり時間帯を変えたり、変化を楽しみながらウォーキングしてみてください。

 

 

〇子供と楽しめる脳トレ

 

子供がゲーム感覚で楽しめる、前頭葉を鍛えるためのゲームをご紹介します。

 

・一人ジャンケン

 

自分の右手と左手でジャンケンをします。

何を出しても自由なのですが、その際「右手が必ず勝つように」という条件をつけます。

そして「ジャンケンポン」で右手が勝つように一人でジャンケンをします。

それを続けて何回も繰り返してみてください。

できるようになったらだんだんスピードをあげて挑戦します。

それもスムーズにできるようになったら、今度は逆に右手が負けるように一人ジャンケンをします。

これも繰り返し行い、だんだんとスピードアップしていってください。

 

・トントン、スリスリゲーム

 

これはもしかしたら小さい頃にやったことのある人もいるかもしれませんね。

まずは両手をふとももの上に置き、右手をグーにしてふとももをトントンと叩きます。

左手はパーにしてふとももをスリスリとなでるように前後に動かします。

しばらくその動きをした後に誰か他の人が一回手を叩きます。

それを合図に今度は右手をパーにしてスリスリ、左手をグーにしてトントンと入れ替えます。

一瞬でぱっと入れ替えるのがポイントです。

ゆっくり考えていてはあまり効果がありません。

最初はおそらく脳が混乱してパーのままトントンしてしまったりグーのままスリスリしてしまったりするでしょう。

そんな間違いも楽しみながらやってみてください。

 

・色カードゲーム

 

何種類かの色のペンを用意し、カードに色の名前を書いていきます。

その時に、実際の色とは違う色の名前を書いてください。

例えば赤ペンで「あお」と書いたり、青ペンで「きいろ」と書くというような感じです。

それを何枚か用意したら子供にカードを見せて、書いてある文字の「色」を答えさせます。

赤ペンで「あお」と書いてあるカードならば、文字の色は赤なので「赤」が正解となります。

カードは素早くめくり、ぱっぱと一瞬で答えさせます。

慣れてきたら何枚かのカードの文字の下に線をひき、線がひいてあるカードは色ではなく「文字」のほうを答えさせる、というようにバリエーションを増やしていってみてください。

 

 

ダラダラと怠惰な生活をしていると、脳の働きはどんどん低下していくばかりです。

脳の働きの低下は歳をとってから様々なところに影響を及ぼしてきます。

子供も脳がうまく働かないと何に対しても意欲のわかない子供になってしまいます。

体を動かしたり子供と一緒にゲームを楽しんだりして、積極的に脳にいい生活を送りましょう。

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