クリスマスローズの育て方。花が咲かない原因はどこにある?

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寒さに強く、育てやすさに定評のあるクリスマスローズですが
「花が咲かない」とお困りの方もいるようです。

花が咲かない原因としては、まだ開花時期ではない未熟な株を購入した、
生育期の肥料が少なかった(多かった)、根詰まりしている、
株が大きくなりすぎている、生育期の日光が足りなかった、などが考えられます。

●クリスマスローズの基本の育て方から見た花が咲かない原因

>株が成長しきっていない
購入できるクリスマスローズの苗の種類は、大きく分けて3つあります。

①5~6号のポットに入った開花時期(1~3月)に販売される初花がついた株
②5~6号のポットに入った秋(9~11月)に販売される葉の付け根が太く新葉が
少ない開花見込み株
③2~3号のポットに入った生育2年目の小さな株

クリスマスローズは開花まで3年ほどかかるので、
③のような小さめの株を買うと開花まで1年以上(数年)かかるのが一般的です。

>肥料が少ない
花芽を充実させる生育期の9~11月あたりに、肥料切れを起こしている可能性があります。
肥料不足のクリスマスローズは葉が黄変しているので、見た目で判断することもできます。

>肥料が多すぎる
肥料が多すぎるのも失敗のもとです。葉ばかり生育してしまう上に、
株が弱くなり、病気や根腐れを起こしやすくなります。

>根が詰まっている
鉢植えの場合に起こりがちですが、買ってきたまま育てていると、
いつの間にか根が張りすぎて、根腐れを起こしている可能性があります。
葉の色が黄変していないか確認するようにしてください。

>株が大きくなりすぎている
株全体の葉が小さく、葉の色が薄くなっている場合は、
株全体に栄養が届かなくなっている可能性があります。株分けを行って、若返らせてあげましょう。

>水やりをしすぎている
クリスマスローズは地中海性気候で育つ植物です。やや乾燥ぎみに育てることがポイントになります。
鉢植えで育てる場合、水はけのよい土を使うようにしてください。

夏場(6~8月)は日中、温度が上がりすぎるため、朝日が昇る前か夕方に水やりを行うようにしましょう。
なお、地植えの場合は水やりの必要はほとんどありません。
休眠期の夏をうまく越すことができていないと、花つきが悪くなることがあります。

>日光が足りない
生育期の9~11月に日光が足りないと、葉のほうに栄養を取られて花つきが悪くなることがあります。
クリスマスローズは反射光でも十分育つので、地植えで場所を変えられない場合は
鏡を使って光を集めるなどの工夫も有効です。
ただし、鑑を設置する場合は火事が起きないよう十分注意してください。

●その他に考えられる花が咲かない原因

>花きりの時期が遅かった
長く咲いているように見えるクリスマスローズは、花を切り取る時期が遅れてしまいがちです。
4月末ごろには花期も終盤に入るため、遅くとも梅雨前には種を取るための花以外は切り取るようにしましょう。
種が膨らむ前にめしべ部分を切り取ることでも構いません。
早く切れば切るほど、株に力が蓄えられて良く生育するため、次の年の花つきも良くなると言われています。

>夏越しに失敗して株が弱った
クリスマスローズは6~8月が休眠期にあたります。
日差しも強いので、庇のある場所や、落葉樹の根元など、半日陰で育てるようにしてください。
この時期に直射日光に当てすぎたり、痛んだ葉を剪定したりすると、
ショックで葉が枯れてしまうことがあります。

この場合でも、9月以降に生育を始める可能性はあるのですが、葉が枯れてしまっているために、
花芽を充実させることができません。
こうしたクリスマスローズは、年明けに花がつかない可能性があります。

●まとめ

クリスマスローズの育て方と、花が咲かない原因についてまとめました。
クリスマスローズの花つきをよくするには、夏場の管理が特に重要になります。
株になるべく負担をかけないよう、直射日光や高温多湿の環境を避けるようにしてください。

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