ステンレスの水垢掃除にはクエン酸!ただし使用時は長時間放置を避けて

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ステンレスは光沢をもった合金です。
熱や薬剤に強く、錆びにくいことから、家庭では主にキッチンや浴室といった
水回りの製品によく使われています。

そのため、特に付着しやすい汚れが、水垢です。
ステンレスの水垢を掃除するには、クエン酸がおすすめです。
レモンなどに含まれる酸っぱい成分のクエン酸は、
手軽で安価、環境にやさしく、匂いもきつくありません。

ただ、掃除にクエン酸を使う場合は、塩素系漂白剤と
絶対に混ぜないように注意してください。

●ステンレスの水垢掃除にはクエン酸

家庭内のステンレスは、その使用用途からシンクやフライパン等の
水回り製品が良くあります。
この水垢を落とすには、クエン酸を使いましょう。

手軽で安価、環境にやさしい上に匂いもきつくないのでおすすめです。
使用方法は簡単、クエン酸小さじ1を水200mLに溶かし、
スプレーボトルに入れて水垢に吹き付けて使います。

汚れがひどい場合は、キッチンペーパー等にたっぷり吹き付けて、
水分が蒸発しないよう、上にラップをつけて1~2時間放置します。
指先で軽くこすって柔らかくなっているのを確認してから、
丸めたラップ等で力を入れすぎないようにこすり落とします。
一度で落とせなかった汚れは、日を置いて何度か試しましょう。

なお、吹き付けたクエン酸は最後にしっかり洗い流し、
新たな水垢がつかないように、乾拭きしたら掃除完了です。
ステンレスの輝きがよみがえります。

●クエン酸を使った掃除で気を付けたいこと

>水垢掃除の後にカビ取りはNG

上に書いた通り、クエン酸は酸性の物質になります。
塩素系の漂白剤・洗剤とは絶対に混ぜないでください。
有毒な塩素ガスが発生する恐れがあります。

水垢掃除の後に、油汚れやカビ取りを考えていると、
思わぬ事故が起きることがあるのでくれぐれも注意しましょう。

特に、漂白剤のうち、定められた試験で1.0ppm以上塩素ガスを発生する商品には
「まぜるな危険(まぜるなの文字は黄色に黒の縁取りで「危険」は赤字)」
の表示があります。お風呂場やキッチンなど、閉鎖的な空間を掃除する場合は
くれぐれも注意してください。

>使用前に素材に注意する

クエン酸は酸性の物質ですので、酸で腐食する素材には使わないでください。
大理石などの石材は、水垢と同じく、アルカリ性の性質を持つカルシウムや
マグネシウムを含んでいます。クエン酸で掃除すると、それらが融けて
艶がなくなる可能性があります。

また、酸ですので、鉄のフライパンなどには使わない方が良いでしょう。
良く洗い流したとしても、細かな傷から入り込んで、錆を広げてしまいます。

>長時間放置してはいけない

クエン酸は酸性物質ですが、それほど強い酸性を示すわけではありません。
水垢が全く落ちないからといって、クエン酸の濃度をあげたり、
放置する時間を長くすると、水分が蒸発してクエン酸水の濃度が上がり、
素材を傷めてしまう可能性があります。

放置する時間は1~2時間、どんなに長くても一晩が限度です。それで
落とせなかった場合は、何度か掃除を繰り返してみましょう。

>酸性の汚れは落とせない

クエン酸は酸性の物質ですから、アルカリ性の汚れを落とすには不向きです。
カビや油汚れ(皮脂汚れを含む)は酸性の汚れですから、クエン酸を使っても
きれいになりません。

●日々のステンレス掃除にはマイクロファイバークロス

ステンレスは腐食しにくく、耐熱性や耐薬品性に優れた金属です。
シンクややかん、スプーン、フォーク、浴槽等、様々な用途に使われています。
金属特有の輝きをいつまでも保つためには、日々のお手入れが欠かせません。

基本の掃除方法は、中性洗剤で洗い、水気を残さず拭き上げます。
また、拭き上げにマイクロファイバークロスを使うと、
指紋も残らない上に、光沢が出るのでおすすめです。

●まとめ

ステンレスの掃除方法についてまとめました。
特に付着しやすい水垢については、クエン酸を第一選択とすると良いでしょう。
ただし、塩素系漂白剤を続けて使わないように注意してください。

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