ホーロー風呂の掃除法!独特の光沢を保つには水分をふき取るのが一番

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ホーロー(琺瑯)は金属を軸として、表面にガラスを吹き付けた製品です。
汚れやにおいが付きにくく、耐薬品性に優れています。

ただし、衝撃には弱く、一度表面のガラスがひび割れてしまうと、
取り返しがつきません。

特にホーローのお風呂の場合は、強度があってもガラスが薄いため、
掃除の時は力任せにこすらないようにしましょう。メラミンスポンジもNGです。

また、ホーローは表面のガラス加工のおかげで汚れが付きにくいので、
お風呂の場合は中性洗剤で洗い流すだけでOKです。
ただし、水垢が残ると厄介なので、必ず水気を拭き取るようにしましょう。

●ホーローとは

ホーローは琺瑯と書きます。
金属に硬いガラス質(シリカ)を結合した複合素材です。

ガラスは水や熱、酸やアルカリに強く、光沢のある美しい素材ですが、
割れやすいという欠点があります。

主に保存容器や鍋、ケトルなどに使われています。
なお、お風呂に使われているホーローは、核となる鋼板に凹凸をつけて
ガラスとの密着性をあげることで、従来の製品よりも割れにくくなっています。
保温性が高く、カビも生えにくいため、水回り素材として最適です。

ただし、お風呂の壁面に使われるホーローは
洗面台やトイレに使われるものに比べてガラス層が薄いため
むやみにこすると独特の光沢が失われてしまいます。

●ホーローのお風呂の掃除

>掃除の基本

ホーローの表面はガラスで覆われています。
ガラスは比較的汚れが付きにくい素材ですから、
スポンジをつけて表面をこするだけでも簡単に汚れを落とせます。

ただし、水垢がついてしまうと厄介なので、お風呂上りには
スクイジーやバスタオルを使って水切りしておくことをおすすめします。

>浴槽

浴槽につく汚れは皮脂汚れと水垢汚れです。
どちらも、ホーローであればそれほど落とすのは難しくありません。
お風呂用中性洗剤をつけてスポンジで軽くこすります。
あまり強く擦りすぎると表面の光沢が失われてしまうので注意してください。

クレンザーのような研磨剤が入った洗剤はもちろん、
メラミンスポンジなども傷がついてしまうため使用できません。

また、硫黄や鉄分、塩分が含まれる入浴剤は、
浴槽を長持ちさせたいならば使わない方が良いでしょう。

>壁面

従来のホーローは白一色でしたが、近年は木目調やマーブル模様など、
様々な模様を施した製品が出てきています。
ホーローの表面はガラス質であるため、水が染み込みにくく、
汚れや水垢が付きにくいと思う方がいるかもしれませんがそんなことはありません。

むしろ、ガラス表面に水垢がついてしまうと、落とすのは大変厄介です。
というのも、お風呂の壁面に使われるホーローのガラス層は薄いため、
落ちないからと言って力任せにこすると、ガラスの輝きが失われてしまうからです。

ホーローの壁面についた水垢を掃除する時は、一度に落とすのはあきらめましょう。
クエン酸水(水100mLに小さじ1)など、素材を傷めない程度の酸性薬剤を使って
何度かに分けて、薄くなるまで掃除します。

●ホーローの鍋やケトルを長く使うためのポイント

ホーローのお風呂の掃除方法を紹介してきましたが、
ホーローと言えば調理器具というイメージの人も多いでしょう。
ホーロー製品は酸やアルカリに強く、においも移りにくいため、
カレーやジャムなどの煮込み料理にぴったりです。

フッ素加工が施されたフライパンは、長期間にわたって
保存をするには適していませんが、ホーロー製品では問題ありません。

ただし、ホーローは耐衝撃性が弱いため、急激に冷却すると
表面のガラス加工にヒビが入る恐れがあります。

熱した後の取扱いには注意が必要です。
空炊きはもってのほか、炒め物にも適していません。
また、鋼板とのつなぎ目は釉薬がかかっていないためさびやすくなります。

●まとめ

ホーロー風呂の掃除方法と、ケトルや鍋を長く使うためのポイントを紹介しました。
表面のガラス加工は丁寧に扱えば長持ちしますので、
力任せにこすらないようにしましょう。

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