ステンレス掃除の強い味方!クエン酸と重曹だけでバッチリキレイ!

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ステンレスは、鉄にクロム・ニッケル等を配合した合金です。
鉄だけで作られていると、塗装が剥げて空気(酸素)に触れると
すぐに錆びてしまいますが、ステンレスは表面が傷ついたとしても、
酸化被膜が表面を覆い、錆びの進行を防いでくれます。
(ただし、深い傷がつくとそこから錆びてしまうので注意してください)
そんなステンレスの掃除に欠かせないのがクエン酸と重曹です。
クエン酸は水垢に、重曹は油汚れを落とすのに適しています。

●意外と身近なステンレス

>家の中のステンレス製品

ステンレスは、耐熱性・耐薬品性に優れた防錆効果の高い金属です。
家の中であれば、蛇口、シンク、やかん、鍋、ポット、水筒、
排水溝のフタ、浴槽など、水回り製品によく使われています。
ただ、耐熱性がある分、加工しにくい面もあるようです。
>ステンレスはなぜ錆びないのか

上に書いた通り、ステンレスは鉄にクロムやニッケルを混ぜて作られています。
この中でも、クロムは鉄よりも酸素に結び付きやすい特性を持っています。
これによりクロムが酸化し、表面に1~3nmの不動態皮膜
(自己再生可能な薄い膜)を作り、錆から守っているのです。

>磁石にくっつくステンレスもある

昔のステンレスは、磁石がくっつかないと言われていました。
とは言え、磁石がくっつくステンレスもあります。
ステンレスは基本的に鉄とクロムでできていますが、更にさびにくくするために
ニッケルが混ぜられることがあります。
このニッケルの働きで、磁石が付かなくなってしまうのです。
最も汎用性の高いステンレスSUS304は、鉄50%以上、クロム18%、
ニッケル8%という配合比であるため、磁石にはくっつきません。

●ステンレスの水垢掃除にはクエン酸

家の中の水回り製品によく使われているステンレスは、水垢が付きやすくなります。
水垢は水道水のカルシウムやマグネシウムといったミネラル成分が
固着したアルカリ性の汚れですから、酸性のクエン酸を使うと楽に落とせます。
まず水200mLにクエン酸小さじ1を混ぜ、スプレーボトルに入れます。
クエン酸水を水垢のある場所に吹きつけて、クエン酸を浸透させた後、
弱い力でこすって落としましょう。残ったクエン酸を水でしっかり注ぎ、
新たな水垢がつかないよう、水分を拭き上げて掃除は完了です。
クエン酸が垂れてしまうような場所なら、キッチンペーパーを巻き付けて、
クエン酸水をたっぷり染み込ませると良いでしょう。
放置時間は汚れの具合によって異なりますが、まずは30分を目安に
様子を確認しましょう。水垢を爪でこすって柔らかくなっていたらOKです。
放置時間を長くする場合は、クエン酸の濃度が上がらないよう、
ラップをあてて水分の蒸発を防いでください。

●ステンレスの油汚れ掃除には重曹

ステンレスはキッチン周りによく使われているため、
飛散した油や、焦げが付着しやすくなります。
また、忘れてはならないのが、洗剤の洗い残しによってできた
石けんカス汚れや、指紋です。これも油汚れの一種といえます。
そんな油汚れの掃除に使いたいのがアルカリ性の重曹です。
油汚れや焦げは酸性の汚れになるため、アルカリ性の洗剤だと落としやすくなります。
少量の水(水大さじ1:重曹大さじ2)に混ぜてペースト状にして、
汚れている部分に塗り込みましょう。
その後、スポンジで軽くこすって水で流して拭き上げます。
汚れに浸透させたい場合は、クエン酸と同じように、
水分が蒸発しないよう、ラップをあてておきましょう。
ただ、重曹はクエン酸と大きく異なる点があります。
それは、研磨効果です。
重曹は水に溶けてアルカリ性を示しますが、それほど大量には溶けませんので、
多くがそのまま粒状に残ってしまいます。ですから、汚れを落とす時に
力を入れすぎると、ステンレス表面を傷めてしまうので注意してください。

●まとめ

クエン酸と重曹を使ったステンレスの掃除法についてまとめました。

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