家事分担、夫は妻の3分の1!家事シェアへの満足度が高いほど夫婦仲は良好

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昭和の家庭においては、専業主婦世帯が多く、価値観も古かったため、
共働きの場合も夫の協力が得られないことがほとんどでした。

しかしながら、今では価値観が多様化し、共働き世帯が増加していることもあって
どちらか一方が家事を多く分担することは不公平だと考える風潮が芽生えています。

とは言え、現実は理想に追いついておらず、2019年の調査でも
妻の家事分担の割合は、夫の3倍という結果が出ています。

夫が家事をしない理由として、したことがない、家事は女がやるもの、
文句を言われてやる気をなくした、仕事で疲れてる、といったことがあるようです。

●令和家事分担の現状:妻が8割、夫が2割

ドイツのプレミアム家電ブランドを展開する
ミーレ・ジャパン株式会社が2020年1月に公開した
「夫婦の家事シェアに関する調査」の内容を見てみましょう。

調査日は2019年11月、対象者は30代~50代の既婚男女計600名(男女同数)です。
その結果、家事分担の割合は、妻8割・夫2割で、
3倍以上の家事を妻が担当していることが分かりました。
時間的にも妻の方が4時間37分長くなっています(夫2時間35分、妻7時間12分)。

しかしながら、妻の家事に対する夫の満足度は6割に留まっています。
なお、妻が夫の家事に対して感じる満足度は4割でした。
当然と言えば当然ですが、家事シェアへの満足度が高いほど夫婦仲が良いようです。
また、お互いの家事を自給で評価すると、夫は平均1667円、妻は2706円となりました。
(出典:https://www.miele.co.jp/m/1109.htm

●夫が家事を分担できない(しない)理由

>やったことないし。君の方が上手でしょ!

実家暮らしで家事経験がない夫の言い分です。
一人暮らしの経験があれば、家事の大変さや
親のありがたみを感じる機会もありますが、
結婚するまで親元で暮らしていると、そういう経験がないからです。

特に料理については、包丁を触ったことがないし、味付けの仕方も分からないからと、
失敗を恐れて行動に移せない人が多いようです。

>疲れてるから無理!

朝から晩まで仕事をしているのに、帰ってからも動けだなんて
無理すぎると言うのが夫の言い分です。
出勤時間が早く、帰宅時間が遅い仕事の場合、
身体を動かしたり、時間がかかる家事の分担は難しいでしょう。

それでも、工夫をすれば10分程度の家事は分担できる気がするのですが、
初めから無理と考えている人が多いようです。
例)洗濯機を入れてボタンを押す、食器を下げて食洗器に仕掛けてボタンを押す、
自分のお風呂上りに軽く洗う、等

>家事は女がやるものでしょ!

実家の価値観をそのまま引き継いでいる夫の言い分です。
家によって価値観は様々です。
特に親が専業主婦世帯だった場合、男の子には家事をさせない、
というポリシーを持っている家庭もあります。

そのような家庭で育った場合「家事は女がやるもの」という
思い込みがあるため、分担しても「は?なんで?」という反応しか返ってきません。

>やっても文句しか言われないし!

頑張って家事を手伝っても、終わった後に妻から文句を言われてしまって
やる気を失ったという夫の言い分です。
家事を分担する場合、初めにポイントを伝えることが重要です。
終わった後には文句を言わず、ありがとうの気持ちを伝えましょう。
(この際、自分にも「ありがとう」と言ってほしいと伝えても良いでしょう)

●夫が家事をやる理由

何も言わなくても、きちんと家事を分担してくれる夫もいます。
そういった夫は、こんなことを考えているようです。

・家事が仕事と同じなんだから、休みがないのはかわいそう。
・家のことが分からないと自分が困る。
・特に理由はない。二人で汚したものだし当たり前だと思う。

●まとめ

夫の家事分担についてまとめました。
依然として家事は妻に偏りがちですが、夫側の家事をしない理由を見てみると、
妻側にも何らかの原因がありそうです。

自分の方が稼ぎが少ないから、夫にやらせるときれいにならないから、
文句言われるのがイヤだから、と、家事分担してほしいのに避けている方は、
一度夫婦で話し合うのをおすすめします。
「してあげている」という気持ちをなくすと、楽になりますよ。

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