ステンレスのエンボス加工掃除。汚れが付きにくいメリットを活かしてこまめに!

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キッチンは毎日使うものだからこそ、使い勝手が気になりますよね。
近年では、ステンレスシンクの表面にエンボス加工を施したキッチンもあります。

汚れが付きにくく、強度が上がるというメリットはありますが、
逆に、ついた汚れは落としにくいというデメリットもあります。
メリットとデメリットを理解して、自分に合ったキッチンを選びましょう。

●ステンレスにエンボス加工する意味

ステンレスは、鉄にクロムを含んだ合金です。
表面に酸化被膜をつくるため、普通の金属よりもさびにくいと言われています。
このステンレスにエンボス加工を施してキッチンに使う目的は、
大きく分けて3つあると言えるでしょう。

1つ目は、表面をボコボコにして汚れを付きにくくする
2つ目は、金属独特の輝きをやわらげるとともに、傷を目立たなくする
3つ目は、ステンレスの厚みにくらべて強度が増す

加工代は数万円台というところが一般的です。
キッチンは毎日使うものですので、掃除が楽なのはありがたいですね。

ただし、ステンレスの厚みに幅があるため、
あまり薄いステンレスの場合は注意しましょう。
エンボス部分が削れて、穴が開く可能性もあります。

●エンボス加工って他にどんなものがあるの?

エンボス加工とは、表面に凹凸を付けた加工のことです。
英語で「Emboss」。日本語でいう「型押し」を意味します。
紙や金属、プラスチックなど、色々な材料にその加工が施されています。
身近なところでは、視覚障害者用の点字タイル、
トイレットペーパーやしゃもじなどを思い浮かべると良いかもしれません。

つぶつぶの触り心地のイメージですが、実はそれだけではありません。
浮き上がる加工すべてをエンボス加工というので、
以下のようなものもエンボス加工を施した商品です。

・クレジットカードの番号
・型押しした皮製品
・車のナンバーカード

●エンボス加工のステンレスシンクの掃除で気を付けること

エンボス加工が施されたシンクは、汚れが付きにくいのがメリットです。
毎日の掃除では、台所用洗剤を使ってスポンジでこするだけで十分です。
少しの汚れであれば、メラミンスポンジを使って、
軽い力で円を描くようにこすりましょう。
こうした掃除だけで、十分に汚れを落とすことができます。

とは言え、全く汚れが付かないというわけではありませんし、
汚れがついてしまうと通常のシンクよりも落としにくいと言われています。
金属たわしやクレンザー、重曹などは傷をつけてしまう恐れがあるため
使わない方が良いでしょう。

水垢であればクエン酸水(水200mLに小さじ1のクエン酸)を吹きかけて、
汚れをふやかしてから、くしゃくしゃに丸めたラップなどで軽い力でこすりましょう。

カビの場合は、キッチン用の塩素系漂白剤を使いましょう。
この時も、あまり擦らずに、濡らしたスポンジなどで落とすのがポイントです。

●キッチン選びで気を付けたいこと

>そもそもシステムキッチンって何?

現在、家を建てる時は、システムキッチンを導入するのが主流です。
このシステムキッチンは、ユニットバスと同じように、
色々なパーツを組み合わせたキッチンのことを言い、
主には以下のパーツからできています。

・レンジフード
・シンク
・加熱器具(コンロ)
・収納棚
・食洗器
・ワークトップ(天板)

対面型キッチン、アイランド型キッチン(独立型)、壁付キッチンなど
家族構成や来客の有無に合わせて選びたいですね。
なお、キッチンのサイズは奥行65cm、間口2m55cmが一般的とされています。

>ポイントのひとつは収納

システムキッチンでは、収納の多いものを選ぶ人が多いと思います。
ただ、気を付けたいのが、棚の量ではなくて位置です。

作業の邪魔にならないところや、取り出しやすい位置が重要になります。
棚が多くても高い場所だったり、コンロから遠い位置にあると
かえって使い勝手が悪くなります。
料理する時の動線を思い浮かべながら、システムキッチンを選びましょう。

>高さも気を付けて

キッチンの高さも重要なポイントになりますので、背が標準よりも
高い人・低い人は特に気をつけましょう。
高さの目安は、身長÷2+5㎝と言われています。
標準仕様は80cm、85cm、90cmですが、1㎝間隔で設定されてる場合もあります。

>コンセントにも注意

意外と忘れがちなのが、コンセントの位置です。
多めに置いた方が良いと言われていますが、調理器具を置きすぎると
頻繁にブレーカーがダウンしてしまいます。
(多くの家庭において、1つのブレーカーは20Aに設定されています)

●まとめ

エンボス加工が施されたステンレスシンクの洗い方、
システムキッチンの選び方のポイントなどについてまとめました。
たった数万円の加工代でキッチンの汚れが付きにくくなるのはありがたいですよね。
とは言え、ついた汚れは落としにくいので、こまめな掃除が大事です。

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