子育て世帯のお金の不安をなくすには?3大支出を理解して計画的に!

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子供ができると「これからどのくらいお金がかかるんだろう?」という
漠然とした不安に襲われることがあります。
そこで、子育て世帯が知っておいた方が良い3大支出についてご紹介します。

その1は教育資金です。子供が生まれると受け取れる児童手当は、
満額貯めると200万円ほどになります。高校卒業まではこのお金で
ほぼ賄えますが、足りなくなるのが大学進学時です。
子供が生まれたら、まずは大学の学費を目指して貯蓄しましょう。

その2はマイホーム資金です。無理のない返済額は、年収の20~25%と
言われています。

その3は老後資金です。晩婚化が進み、教育資金と老後資金の貯め時が
重なる家庭が増えています。iDeCoを活用して、子供が小さいうちから
コツコツお金をためていきましょう。

●その1:教育資金

>学資保険は予定利率が下がっている

少し前までは、教育資金は学資保険をあてることが一般的でしたが、
超低金利の今、返戻率の良い商品はなかなか見つかりません。

ただし、契約者に何かあった場合、それ以降の保険料が免除される点と、
祝い金や満期時の保険金が受け取れる点は魅力といえますので、
預貯金では不安という方は、検討しても良いでしょう。

なお、他に生命保険(死亡保険)や、遺族年金でその部分を賄える場合は
あえて学資保険に加入する必要はないかもしれません。
投資にそれほど拒否感がない場合は、つみたてNISAを検討しても良いでしょう。

>子供が生まれたら大学資金を溜める

子供が生まれたら、児童手当が受け取れるようになります。
これは満額貯めると一人あたり200万円ほどになりますので、
高校までの学費はこちらで賄えるでしょう。

従って、子供が生まれたら、まずは大学の授業料を払うために
資金を準備しておくと良いでしょう。

文部科学省「国公私立大学の授業料の推移」を見ると、
一般的な私立文系の学費は4年で400万円、私立理系で540万円と言われています。

公立・国立大学の場合は基本的に文系でも理系でも授業料は同じで、
250万円ほどとされています。
ただし、医歯学系になると6年制になるためもう少し高くなります。

●その2:マイホーム資金

>借入額は年収の25%までに抑える

子育てをする前はあまり現実味がなくとも、いざ子供ができてみると
アパート暮らしをやめて自分の家を持ちたくなるかもしれません。
そうなると気をつけたいのが、マイホームにかかる資金です。

一般的な安心ラインと言われる住宅ローンの年間返済額は、
理想が20%で、高くとも年収の25%と言われています。
ただしこれはあくまでも一般論で、借り入れであれば30%も可能です。
もしも年収が300万円であれば、以下のようになります。

<借入可能額(年収300万円):1800万円(20%)~2700万円(30%)>

金利を無視すると、30年ローンで約2700万円の家を買う場合、
月々7万5千円、年間90万円のローンとなります。

>ペアローンを組む場合はデメリットも知っておく

共働き夫婦が多い今、夫婦それぞれで返済義務を負うペアローンが人気です。
借入額が増やせたり、それぞれで住宅ローン控除が受けられたり、
金利プランを別にできたりとメリットは大きいのですが、
手数料が2倍かかることや、離婚時の名義でもめる可能性がある点には注意が必要です。

また、団体信用生命保険はそれぞれで加入するため、夫婦どちらかが死亡した場合、
どちらかの返済義務は残ることになります。

●その3:自分たちの老後資金

忘れがちなのがこちらの資金です。
近年、晩婚化が進んだことで、教育資金と老後資金を同時に溜めなければ
ならない家庭が増えています。

子供が小さいうち(高校受験の前まで)が一番の貯め時と言われていますので、
後で慌てないためにも、老後の生活資金はどの程度必要なのかを考える機会を作りましょう。
その時におすすめしたいのが、iDeCo(個人型確定拠出年金)です。

掛け金がすべて所得控除される上に、運用益が非課税で再投資可能となるのに加え、
給付を受ける際も税制優遇処置を受けられます。
ただし、iDeCoで運用しているお金は60歳を超えるまで引き出せない点に注意しましょう。

●まとめ

子育てでかかるお金の不安についてまとめました。
何にお金がかかるのかを理解して、目標を立ててお金を貯めるようにしましょう。

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