トイレの黒ずみ掃除は尿石・水垢除去がカギ!酸性洗剤でいつもきれいに!

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トイレ掃除をしばらくさぼっていると、便器の水面近くに
黒いリング状の汚れがついてしまうことがあります。
これが、俗にいう「さぼったリング」です。
この黒ずみは、カビと尿石、そして水垢などからできています。
一度できてしまうと、落とすのはなかなか面倒なので、
普段から黒ずみができないように、トイレはこまめに掃除するようにしましょう。

●黒ずみの正体とは?

黒ずみは、主にカビ(雑菌)と尿石、水垢からできています。
発生場所によって少しだけ成分が異なるので、注意しましょう。

>便器内の水たまり・水あとの黒ずみ

便器内の水の流れに沿って黒ずみが現れた場合は、
水垢に雑菌が合わさってできたと考えられます。
水垢は水道水に含まれるマグネシウムやカルシウムといった
ミネラル分が残って固まったものです。

炭酸カルシウム(石灰)や炭酸水素カルシウムからなり、
それだけであれば不衛生ではありません。
ただ、トイレは尿や便が排出される場所ですから、
水垢汚れにそれらの汚れが付着して雑菌が繁殖してしまいます。

>便座の裏や便器のフチに残る黒ずみ

尿が付着した場所をそのまま放置していると、尿石ができてしまいます。
尿石の成分は主にリン酸カルシウムや炭酸カルシウムです。
水垢と似ていますが、尿素が分解された時にでるアンモニアによって
独特の臭いがあります。
尿石は雑菌が繁殖しやすい環境ですので、カビも発生しやすくなっています。

>手洗い場の黒ずみ

お風呂場や洗面台、トイレの手洗い場で良く見かけるのが、ピンク色の汚れです。
この汚れは酵母菌の一種で、水を餌に繁殖する生命力の強い菌です。
この菌を放っておくと、やがて黒カビと結びついてしまいます。

●トイレの黒ずみの掃除方法

トイレの黒ずみは、主に2つの方法で撃退します。

>尿石・水垢が原因の黒ずみには酸性洗剤

尿石・水垢はともにアルカリ性の汚れですので、酸性の洗剤を使いましょう。
代表的なものはトイレ用洗剤の王道・サンポールです。
掃除の方法はいたって簡単です。
汚れがこびりついた部分にトイレットペーパーを敷き詰め、
たっぷりと洗剤を染み込ませます。
5分程度放置し、トイレブラシでこすり落として水を流せば完了です。

>酷い水垢が原因の黒ずみは物理的に削る

トイレ用洗剤で太刀打ちできない汚れは、固まった水垢が原因と考えられます。
この場合は、1000番以上の耐水性サンドペーパーを使って物理的にこそぎ落とすか、
研磨剤の入ったクレンザーを使いましょう。
ただし、これらの方法は便器を傷めてしまうことがありますので、
なるべくなら、業者にお願いするようにしましょう。

>カビの黒ずみを落としたいなら漂白剤

ピンク汚れなどから派生した黒カビは、お風呂のカビと同様、
漂白剤を使って黒い汚れを落とします。
使用するのはトイレ用の塩素系漂白剤です。泡タイプのものでも構いません。
なお、この時絶対に酸性洗剤と混ぜないよう、注意してください。
間違ってサンポールの後などに使うと、有害な塩素ガスが発生してしまいます。
取扱い上の注意をよく読んで、換気しながら保護具を使って掃除しましょう。

なお、黒カビの色は漂白剤で脱色しているだけなので、
今後カビが発生しないようにするには、
エタノールを使って拭きあげるのがおすすめです。

●便器の黒ずみ防止にはトイレタンクの掃除が重要

直接的な黒ずみの原因ではありませんが、トイレタンクが汚れていると、
タンク内の汚れた水が便器に流れ、黒ずみが発生しやすい環境にしてしまうのです。
したがって、便器の黒ずみを予防するには、定期的な便器・便座の掃除と共に、
トイレタンクをキレイにしておくことも重要です。

方法は簡単。
カップ1杯程度の重曹の粉を、寝る前にトイレタンク内に入れて、
6時間ほど置いた後に、水を流しましょう。

●まとめ

トイレ掃除の厄介者、黒ずみについてまとめました。
黒ずみはついてしまうと落とすのが大変なので、
こまめな掃除をおすすめします。

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