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エンボス加工とは、表面にデコボコした加工を施したものです。
ステンレス製のシンクにこの加工を施していると、つや消しや滑り止めの
効果が増し、汚れや臭いが付きにくい、錆が付きにくいというメリットがあります。
ただし逆に、ついてしまった汚れは落ちにくいというデメリットもあります。
汚れがついてしまった時には、研磨剤を使わずに、マイクロファイバーの
布巾などを使って、優しくこすり落とすようにしてください。
●ステンレスとは
ステンレスは鉄にクロムやニッケルを併せて作られた合金の一種です。
表面に酸化被膜が形成されるため、傷がついても酸化被膜がそれを覆い、
錆びるのを防いでくれるという効果があります。
しかしながら、全く錆びないというわけではありません。
酸化被膜が覆うスピードよりも、傷がつくスピードの方が速ければ、
表面が傷だらけになり、錆びも発生してしまいます。
●エンボス加工済みシンクのメリットデメリット
>メリット
エンボス加工を施したシンクにはどんなメリットがあるのでしょうか?
代表的な意見は以下の通りです。
・高級感がある(エンボス加工は基本的にプラス料金になります)
・傷が目立たない
・汚れや臭いが付きにくい
・さびにくい
・表面にクッション性があるため、通常のシンクよりも食器が割れにくい
・熱湯をかけても熱変型による音が出にくい
(ただし、熱湯は塩ビ素材の配管にダメージがあるので注意してください)
>デメリット
反対に、デメリットはこれにつきます。
・汚れはつきにくいが、ついた汚れは取りにくい
(こすり洗いはできない。研磨剤も使わない方が良い)
●エンボス加工済みシンク掃除のコツ
上記のとおり、エンボス加工を施されたキッチンは、汚れが付きにくいという
メリットと共に、ついた汚れが落ちにくいというデメリットがあります。
掃除のコツをいくつかご紹介します。
コツ① 表面の凹凸の流れに逆らわずに洗う!
台所用洗剤を染み込ませたスポンジを使って細かく手を動かしながら磨きましょう。
メラミンスポンジを使っても構いません。ただし、力を入れすぎてはダメです。
傷がついてしまいます。
コツ② たわしはもちろん、研磨剤が含まれた洗剤も用いてはいけない!
エンボス部分に傷がついてしまいます。金属たわしやクレンザー、重曹も使えません。
使うのであれば、マイクロファイバーの布がおすすめです。
くぼみを意識しながら丁寧に掃除しましょう。
コツ③ 水垢は通常の掃除と同じくクエン酸で落とす!
これは通常のステンレスシンクでも同じです。
クエン酸水(クエン酸小さじ1杯と水200mlに混ぜる)をふきん等にたっぷり浸し、
水垢の部分を覆ってしばらく放置しましょう。キッチンペーパーでも構いません。
その後、優しくこすり洗いします。こうした水垢を防止するためには、
毎日シンクの水を拭きとる習慣をつけるのが大事です。
コツ④ 錆を落とすならメラミンスポンジで!
エンボス加工されたシンクは、通常のステンレスよりも錆びにくいとされています。
とは言え、全く錆びないわけではありません。
錆びた場合は、メラミンスポンジを使って優しく落としましょう。
ただし、ゴシゴシ洗いは避けてください。
コツ⑤ カビがつく前に熱湯を使おう!
エンボス加工のシンクは通常に比べて熱変形しにくくなっています。
従って、カビを防止するためには、お湯を使うのがおすすめです。
ただし、熱湯といっても、5~60℃のお湯を使います。
あまり熱すぎると配管を痛めてしまうため注意してください。
●まとめ
エンボス加工ステンレスシンクの掃除についてまとめました。
エンボス加工を施すと、汚れが付きにくくなります。
また、見た目で高級感がありますし、
多少乱雑に食器を扱っても割れにくいというメリットがあります。
ただし、汚れがついてしまった場合は、注意が必要です。
エンボス加工が傷ついてしまうため、優しくこすり落とすようにしましょう。
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