ステンレスのサビ掃除!メラミンスポンジ・クエン酸・クレンザーを使う!

スポンサーリンク


ステンレスは鉄に一定以上のクロムやニッケルなどを加えて作られる合金です。
これらの添加物の作用により、金属表面に酸化被膜ができ、
錆びに対する耐性が向上しています。

ところで、金属の中でも錆びが付きにくいといわれるステンレスですが、
全く錆びないというわけではありません。油や塩分の付着、もらい錆びなどを
原因にして錆び付いてしまうことがあります。

軽い錆び掃除にはメラミンスポンジ、もらい錆びにはクエン酸、進んだサビ
にはクリームクレンザーがおすすめです。

●錆びとは?

錆びは金属表面が酸素や水と化学反応を起こして他の物質に変化してしまうことで
起こります。錆びにくいと言われるステンレスは、添加されたクロムの働きにより、
鉄の表面を酸化被膜で覆い、錆びにくくしています。
従って、この膜が剝がれるとサビが発生してしまうのです。

●ステンレスが錆びる原因

>もらい錆び

ステンレスそのものが錆びたわけではありませんが、表面に錆びる素材のものが
長時間放置されたことで、表面に錆びがくっついてしまった状態です。

ステンレス自体が錆びていないとは言っても、そこを起点に錆びが進んでしまうため、
注意してください。もらい錆びが起こりやすいのは存在を忘れがちなヘアピンです。
その他にも、空き缶や鍋でも起きることがあります。

>ステンレスの膜が剥がれるため

ステンレスの膜は塩分、油、強酸性、強アルカリ性のものに弱いという特徴があります。
従って、塩素系漂白剤や塩分の作用で錆びが発生してしまいます。
シンクはただでさえ油や塩が付着しやすい環境にある上に、
濡れた状態で放置しがちなので注意しましょう。

なお、ステンレスの膜は化学的な影響のほか、物理的な影響によっても剥がれてしまいます。
きれいにしたいからと言って、頻繁にごしごしと目の粗いタワシやスポンジ、
クレンザーなどで磨いていると、錆びが付きやすい環境をわざわざ自分で
作っているかもしれません。

●錆び掃除の方法

>軽い錆びはメラミンスポンジで掃除

100均でも見かけるメラミンスポンジは、さび落としにも有効です。
ステンレス自体が錆びているのではなく、表面に錆びが付着しているだけの状態であれば、
メラミンスポンジに水をつけて軽くこするだけで落とすことができます。

>黒サビはクレンザーで掃除

ステンレスの表面ではなく、もう少し進行した黒サビが出ている場合は、
クリームタイプのクレンザーの使用をおすすめします。
ただし、ごしごしとこすると傷がついてしまいますので、
くるくると円を描くようにこすり落としてください。

>もらい錆びはクエン酸で掃除

クエン酸は赤サビを落とす効果があります。ヘアピンや空き缶による
赤カビが見られた場合は、こちらを使うようにしましょう。
100均で購入することができます。使用する場合は、クエン酸水を十分しみこませた
布やキッチンペーパーを赤サビの上においてしばらく放置してください。

これで落ちない赤サビの場合は、黒サビの落とし方と同じように、
クリームタイプのクレンザーにクエン酸を混ぜて使いましょう。
なお、クエン酸がない場合は、お酢を2~3倍に薄めて使うこともできます。

●ステンレスが錆びつかないようにするために

>塩分、脂分、塩素系漂白剤を使ったときはなるべく早く洗う

ステンレスの酸化被膜は塩分、脂分などに弱いため、調味料や油、スープなどを
シンクに流した場合は、なるべく早めに洗い流してしまいましょう。
油の場合は中性洗剤で汚れを浮かしてから水洗いという流れになります。

なお、塩素系の漂白剤を使う場合はより注意が必要です。
キッチン用品や台ふきを消毒するために、シンクの中で直接泡ハイターを
使用しているという方は、バケツや洗い桶の中で使うようにしましょう。

>フライパンや鍋、包丁を放置しない

金属製品をシンクの中に置きっぱなしにしていると、もらい錆びの原因になります。
まとめて洗いたいという場合は、洗い桶の中に置くようにしましょう。

>水分をしっかりふき取る

特にシンクの場合ですが、一日の終わりに水分を拭きとる癖をつけるようにしましょう。
水が残っていると、細かな傷を起点にして、錆びが発生してしまうことがあります。

●まとめ

ステンレスの錆びについてまとめました。
錆びにくいと言われるステンレスも、元は鉄ですので、手入れを怠ると錆びてしまいます。
表面を擦りすぎないよう、錆び落としをしてください。

スポンサーリンク


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です