仕事と子育てどちらが大変?育休男性の1/3が家事・育児は2時間以下の驚き

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仕事と子育てはどちらが大変なのでしょうか。
「令和3年度雇用均等基本調査」によると、
男性の育休取得率はおよそ14%に上昇しています。

そこで今回では、子供がいる男性192人へのアンケート結果を通じて、
今の社会でどの程度育休が一般化されているのか、育休中の男性は
どの程度育児に関わっているのかをまとめました。

なお、別の調査によると、育休を取得してみたものの、
その1/3が一日2時間以下しか家事・育児に関わっていないとのことでした。
男性が育休を取得する際は、あらかじめ夫婦間で育児の分担を話し合っておきましょう。

●男性の育休取得率は10年で7倍

「令和3年度雇用均等基本調査」によると、2012年の男性の育休取得率は1.89%でしたが、
2021年の取得率は13.97%となり、約10年でおよそ7倍に伸びたことが分かります。

また、2021年6月に「育児・介護休業法」が改正され、
2022年10月からは柔軟な育休制度として、男女とも仕事と育児を両立できるように、
産後パパ育休制度や、育児休業の分割取得などが段階的に施行されます。

●アンケート結果から見るパパたちの育休への思い

>対象は子供のいる男性192人

子育て世代の「暮らしのくふう」を支えるWEBメディアである「kufura」が実施した、
子供がいる男性を対象とした「育休取得に対する意識や職場の環境」
アンケート結果を見てみましょう。回答者は、20~50代の子供がいる男性192人です。

このうち、育休取得の経験があるのは29人ですから、取得率は約15%と
政府統計と同じような結果になっています。

>育休をとれなかった・取らなかった理由は4パターン

育休を取得しなかった163人の理由は大きく分けて4つにわかれました。

1位:前例がない
2位:仕事への影響を配慮した
3位:自分が頑張らなくても耳下のサポートがあった
4位:妻が退職・専業主婦だった

職場にも、男性自身にも、意識として「育児は女性がするもの」という考えがあるためか、
職場への影響を配慮して取得しなかった人が多いようです。

>実際に育休を取った人の意見

実際に育休を取った26名に伺った意見を簡単にまとめてみました。
取ったことで育児への関わり方を見直した人もいれば、
特に何もしなかった人もいるようです。

・親としての自覚が生まれたし、働き方を見直す契機にもなった。
・会社の手本になろうと取得したが、ひたすら大変だった。
・共働きだったので交代で取得した。自分の時間が取れずに忙しかった。
・育休を使ってみたかったから取得したが、ほとんど何も役に立たなかった。
・育休取得がマストの会社だったから取得したが、やることがなかった。

●夫が育休を取得したママを対象にした調査

ところで、2019年にアプリ「ママリ」を提供しているコネヒト株式会社が
夫が育休を取得した508名のママを対象にして行った調査によれば、
育休中の父親の約3人に1人が一日の家事・育児に携わった時間が「2時間以下」と、
「取るだけ育休」だったことが分かりました。

ただし、逆に5時間以上を育児に費やした方も3割います。
育休中の過ごし方を夫婦で話し合っておかないと、形だけの育休になってしまうようです。
制度的に可能であれば、男女同時に育休を取得するのではなく、
交互に育休を取ることを、考えてみても良いのではないでしょうか。
(出典:https://connehito.com/news/proposal/

●まとめ

仕事と育児、どちらが大変かは一概に言えません。
仕事の面から言えば、家族を養うために気に入らないこともしなければなりませんし、
育児の面から言えば、新しい命(死なせたら罪です)を社会に送り出すまで
きちんと庇護・教育しなければなりません。

今後、男女それぞれが育休を取得することが一般化されてくると、
この問いに対する客観的な正解が得られるのかもしれません。

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