ホーロー風呂の掃除!湯垢を取り除くにはクリームクレンザーを使おう

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ホーローは金属表面にガラス成分を焼き付けた製品で、
その独特の光沢と強度が特徴です。調理器具やお風呂にも良く使われています。
ただし、ホーローのガラスは割れやすいという特徴があるため、
取扱いには注意が必要です。

特にお風呂は、湯垢が蓄積しやすいため、
なるべくこまめに掃除するようにしましょう。それでも溜まってしまった
湯垢汚れに対しては、クリームクレンザーを使うのがおすすめです。
研磨成分が不安という方は、クエン酸+重曹のコンボでも構いません。
どちらの場合も、力加減に注意してください。

●ホーローとは?

ホーローを漢字で書くと「琺瑯」となります。
鉄やアルミニウムといった金属を土台にして、その表面にシリカ
(二酸化ケイ素)を含んだ成分を焼き付けたものです。

シリカというと分かりにくいですが、表面をガラスでコーティングした
金属と考えると、分かりやすいでしょう。
釉薬の乗った焼き物のイメージです。
工芸品の場合は、七宝焼きと呼ばれることもあります。

>ホーローのメリット

ホーロー製品は、表面に施されたガラスコーティングのため、
独特の光沢と強度を得ることができます。

また、カビや湿気に強く、臭いも付着しにくいため、
水回り製品に多用されています。
その上、芯材に金属が使われていることから、磁石製の取っ手などを
簡単に取り付けることができます。

>ホーローのデメリット

ホーローのデメリットは何と言っても割れやすさにあります。
通常の使い方ですぐに割れるわけではありませんが、
コーティング部分に硬いものを落とした場合、ガラス質に亀裂が入り、
十分な機能を果たせなくなる可能性があります。
ただし、このデメリットを克服した高品質なホーローも出てきています。

●お風呂の汚れの種類は4つ

お風呂に付着する汚れは主に4つあります。

①新陳代謝による皮膚や角質などの皮脂汚れ(分類:酸性の汚れ)
②シャンプーや洗剤の洗いのこし(分類:アルカリ性の汚れ)
③水道水の水垢(分類:アルカリ性の汚れ)
④湯垢(分類:酸性~アルカリ性の汚れ)

このうち、④の湯垢は、浴槽の水面近くに残るざらざらとした触感が特徴の、
お風呂特有の汚れです。皮脂汚れに加えて、石けんカスや水垢汚れが
混ざり合っています。アルカリ性でも酸性でもありますが
どちらかというと、酸性に傾いた汚れになります。
それぞれの掃除には、汚れと逆の成分の洗浄剤を使いましょう。

●ホーローについた湯垢のお掃除方法2つ

ホーローのガラス皮膜は陶器などと違って非常に薄いため、
過度な力を加えて研磨してはいけません。基本的には湯垢を蓄積させないように、
シャワーをかけながらスポンジで軽くこすることで十分です。
その前提を忘れずに、溜まってしまった湯垢の掃除方法を2つご紹介します。

>クリームクレンザーを使う方法

スポンジのこすり洗いで落ちない湯垢を落とすには、クリームクレンザーを
使うのがおすすめです。クリームクレンザーは中性であるため、
混合汚れである湯垢を落とすにもってこいです。

ただし、使用時は力を加えすぎないように注意してください。
使用方法は簡単です。まず、ラップを丸めたものを用意し、
クリームクレンザーを汚れた壁面にたらします。

そして、湯垢の付着した部分を丸めたラップでくるくるとこすります。
汚れが浮き出てきたら、ラップの面を回転させてください。
磨き終わったら、残ったクレンザーをすべて洗い流し、
水垢の付着を防止するために、しっかりと拭きあげましょう。

>重曹とクエン酸を使う方法

クリームクレンザーは不安だという方は、重曹とクエン酸を使いましょう。
まずクエン酸小さじ2を水400mLを混ぜてクエン酸水を作ります。
キッチンペーパーにクエン酸水をたっぷり含ませ、汚れ部分に貼り付けます。
(乾かないように上からラップするとよいでしょう)

ラップを取り除き、汚れの部分に重曹を振りかけて丸めたラップで軽くこすります
(重曹は研磨成分が入っているので力を加えすぎないように注意)。
最後に、重曹とクエン酸をすべて洗い流し、水滴を拭きあげましょう。

●まとめ

ホーロー風呂の掃除方法についてまとめました。
ホーローはカビや汚れに強く、臭いもつきにくいため、調理道具や洗面台など、
浴室以外でもたくさんの製品に使われています。

ただし、割れやすいというデメリットがあるため、取扱いには十分注意が必要です。
表面のガラスコーティングをはがさないように注意しつつ、洗剤の特性を使って
汚れを取り除きましょう。

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