ステンレスの掃除に酢?水垢や石けんカスを落とすのに最適です!

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ステンレス製の調理器具は、一般的な金属性の調理器具よりも、
キズに強く、錆びに強いと言われています。
しかし金属は一般的に、酸性の物質に弱く、腐食してしまう
イメージもあります。

しかし、ステンレスの掃除に酢を使うと、驚くほどよく汚れが
落ちる場合があります。それは、水垢や石けんカスなどの
アルカリ性の汚れを落とすです。

水と酢を1対1の割合で混ぜ、
それを目的の場所に吹き付けてしばらく放置した後に水洗いします。
特に水垢を防ぎたい場合は、その後の拭きあげを忘れないで下さい。

●ステンレスとその他金属の違い

ステンレスとその金属には、どのような違いがあるのでしょうか。
ご存じの方も多いと思いますが、ステンレスは全く新しい金属という
わけではありません。

ステンレスは、鉄をメインにクロムとニッケルを10.5%以上配合して
作られた合金で、クロムとニッケルの配合比によりさまざまな強度の
製品が作られています。

その中でも調理器具に関しては、
水に対する錆びにくさに重点を置いて作られています。
従って、その他金属で作られた調理器具よりも、
水に対して錆びにくいという特徴が出てくるのです。

●酢はステンレスの水垢、石けんカス掃除に使える!

酸性の汚れである焦げを落とすにはアルカリ性の重曹と言われますが、
ステンレスについた水垢や赤さび、石けんカスなどの汚れは
アルカリ性の汚れなので、落とすには酸性の酢を使うのが
良いとされています。

特に、ステンレスのシンクについた水垢
(水道水のミネラル分が固まった白くざらざらした汚れ)を
落とすのに最適です。
なお、同じ酸性成分であるクエン酸を使っても構いません。

酢を使った水垢掃除の方法は以下の通りです。

①酢と水を1:1の割合で混ぜます。
②スプレー等の容器に入れます。
③目的の場所にキッチンペーパーをかぶせたっぷりと酢を振りかけます。
④乾かないように、ラップで包んで30分~1時間ほど放置します。
⑤洗い流して、新たな水垢が付かないように水滴を拭きあげます。

●ステンレスは錆びに強いが万能ではないことに注意

>ステンレスは酢で錆びることもある

ステンレスは、空気中の酸素が触れた時に、表面に薄い酸化被膜を
作ることで、錆びにくくなっています。
しかしながら、ステンレス製品の製造工場は多くあり、配合が甘く、
粗雑に作られていた場合は、傷ついた場所から錆びや腐食が
進行してしまうことがあります。

したがって、長く使い続けたステンレスボトルの水筒に、
酢の飲み物などを入れていると、腐食してしまう可能性はあるのです。
(とは言え、酢は基本的に弱酸性ですから、金属が溶けだしたとしても
腐食が進まない限りは、少量で済むとも考えられます)

>ステンレスボトルに「飲むお酢」は入れても良い?

国内の2大ステンレスボトルメーカーの見解は以下の通りです。
どちらも酢を入れるのは避けた方がよいとされています。
また、塩分の含まれるスポーツドリンクを入れる場合は、
使用後すぐにお手入れするよう求められています。

タイガー社:
Q:飲むお酢を入れてもよいでしょうか?
A:飲むお酢は、酸性が比較的強いと考えられるので、
腐食する恐れがあり、ご使用は避けていただきます
ようお願いいたします。
(出典:https://support.tiger.jp/faq/show/5242?back=front%2Fcategory%3Ashow&category_id=157&page=1&site_domain=faq&sort=sort_access&sort_order=desc)

●まとめ

ステンレスに酢を使う場合についてまとめました。
ステンレスは錆びにくいとはいえ、酸性の物質である酢は相性が良いとは
言えません。ただし、ステンレスに付着した水垢や石けんカスの
掃除に酢を使うのは効率的だと言えそうです。

何と言っても身近にある食品ですし、口に入っても害がありません。
ステンレスのぴかぴかを長持ちさせるためにも、ぜひ日々の掃除で
酢を使ってみるようにしてください。
ただし、飲む酢をステンレスボトルに入れるのはやめておきましょう。

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