子育てノイローゼは夫の相談・協力が必須!加えて地域の支援も活用しよう

スポンサーリンク


ノイローゼやうつになった人に対して「弱いからだ」「甘えているからだ」と
「自己責任」という言葉を免罪符に、その人自身を責める人たちがいます。

けれど、人は誰でもノイローゼになる可能性があります。
仕事や学校、病気、介護、そして子育てなど、原因はいくらでも考えられるのです。

ここでは、育児ノイローゼに焦点を当てて、相談先についての考え方、
育児ノイローゼにならないためにできることについてまとめました。
自分もしくはパートナーが「育児ノイローゼかも…」と感じたら、
恥ずかしがったりせずに、医療機関の受診をすすめましょう。

●育児ノイローゼってどんなもの?

>2人に1人が育児ノイローゼと感じる

育児ノイローゼとは、子育てにおけるプレッシャーやストレスから、
心身に不調をきたした状態を言います。

MMD研究所が2010年に行った「育児ノイローゼに関する実態調査」によると
有効回答数636人のうち、実に半数(49.1%)が
育児ノイローゼではないかと感じたことがあるそうです。
(出典:https://mmdlabo.jp/investigation/detail_489.html)

>育児ノイローゼの症状

子育ては思い通りにいかないものとはいえ、ママにだって限界はあります。
育児ノイローゼになると、具体的にどんな症状が出るのでしょうか。
全てではなくても、いくつかに心当たりがあるという方は、注意しておきましょう。
なお、上記アンケートでは、7割を越える人が
「子供を叱りすぎて後悔した経験がある」と回答しています。

・些細なことでイライラする
・必要以上に子供を叱りすぎて後で後悔する
・無気力になる
・すぐに涙が出る
・悲観的になってしまう
・子どもをはじめ、周囲についての興味・関心がなくなる
・不眠になる

●育児ノイローゼを放っておくとどうなる?

育児ノイローゼの場合、無気力状態に陥って、外部との接触が減っていきます。
このため、自己肯定感も薄れ、思考が悲観的に傾きやすくなるのです。
人によっては「こんな私は生きていても仕方がない」や
「この子がいるから苦しいんだ」と衝動的な行動に
出てしまうこともあるので、放置すると危険です。
パートナーが最近笑顔が消えていつも疲れた顔をしているなと思ったら、
まずは何も聞かずに、数時間子供と離れる時間を作ってあげると良いでしょう。

●パパへの相談がママの育児ノイローゼを防ぐ

上記の「育児ノイローゼに関する実態調査」によると
実際に、育児ノイローゼと感じたことのある回答者は、
どのようにそれを解消したのでしょうか。
実は「夫に相談して解消(49.4%)」という回答が最多となっているのです。

また、9割を越えるほぼすべての回答者(94.0%)が「夫の理解・協力」が
必要と回答しています。
夫の帰りが遅くて手助けが求められない状況であっても、
夫の理解や協力は必要不可欠なのです。

ただ、勘違いしないでいただきたいのは、夫は妻の相談相手であっても、
妻の上司ではないということです。
妻の「ここがツライ」という愚痴について、初めに改善方法を提案するのはNGです。
まずは辛い気持ちに共感することが大事です。
「そうか、つらかったんだね」と、優しく寄り添ってあげてください。

●その他の相談所

夫や実家に頼れない場合の相談先として、以下のようなものがあります。

>子育て世代包括支援センター及び保健センター

お住いの市町村と「子育て世代包括支援センター」をキーワードにして
検索すると、対応機関が表示されます。厚生労働省が推進する子育て支援です。
自治体の保健センターでも保健師さんに対応してもらえます。

>児童相談所

ノイローゼ気味で、つい子供に手が出てしまったという場合は、
「189」で電話相談しましょう。相談は匿名でも可能です。

> 0120-279-338 「よりそいホットライン」

一般社団法人社会的包摂サポートセンター「よりそいホットライン」では
24時間・フリーダイヤルで相談を受け付けています。

●まとめ

子育ては24時間、365日休みがありません。
また、子供の性格、親の性格、周りの環境等によって個人差が大きく、
誰が育児ノイローゼになってもおかしくないのです。
子供が生まれる前よりも感情の振れ幅が大きくなった(逆に小さくなった)と
感じた場合は、夫に相談しつつ、電話での無料相談や、
地域の支援センターを活用して、自らを休ませるようにしましょう。

スポンサーリンク


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です