子育てストレスでヒステリー！？パパは共感・ママは自分をほめてあげて

「子育てストレスでヒステリーを起こした」と聞くと、だれが？とは聞かないですよね。
皆当然のように「ママ」だと思うはずです。
なぜなら、日本において子育ての大部分は女性が担うものだからです。

ただしここで、ジェンダーギャップについて論じても仕方がありません。
これは日本の社会構造的に仕方がないところでもあるからです。
ですがここで、パパにしかできないことがあります。

それは、ママをありのままの状態を受け止めてあげることです。
「辛かったね」「大変だったね」と共感してくれるだけでも、
ママのストレスは随分と軽減されるものです。

それができない家庭の場合、ママは自分で自分をほめてあげましょう。
一生に渡ってすべてが完璧にできる人なんて、世界のどこにもいないのです。

●イライラしたママにお困りのパパへ

＞＞女性は共感を求めることを理解する

ママが「こういうことがあったの」と話をした場合に、
「じゃあこうすればいいんじゃない？」と返すパパはいませんか？
それでOKな場合もありますが、ほとんどの場合「そんな話じゃない！」と、
怒られるのではないでしょうか。

男性の場合、頼られたら問題を解決しようという方向に気持ちが向かいますが、
女性はそうではありません。
基本的に、女性の脳は正論ではなく共感を求めているのです。

＞＞共感するのが難しいパパが覚えたい会話のテクニック

女性脳が理解できない場合は、おうむ返しすることから始めましょう。
「こういうことがあったの」→「そういうことがあったのか」
「辛かったの」→「辛かったんだな」
こういった会話から始めることでかまいません。

ただしこの時、真摯に聞く姿勢を忘れないでください。
人は苦しい記憶程、いつまでたっても忘れないものです。
ストレスでヒステリーを起こしたママを遠巻きにするのではなく、
隣に寄り添ってあげましょう。
母乳以外の育児を肩代わりすることができないならば、絶対に必要なスキルです。

●ヒステリーで自己嫌悪に陥っているママへ

＞＞まずは自分で自分をほめる

子育てでイライラした場合に最も困るのは、誰でしょうか。
それは、一番立場の弱い赤ちゃんです。
ヒステリーを起こす人ほど真面目な人が多いので、
イライラする自分に対して、自己嫌悪に陥ってしまいがちです。

そこでまずは、自分で自分を許してあげましょう。
自分は十分頑張っている、できないことがあったって仕方がないんだと、
自分で自分をほめてあげてください。そして、他者を頼りましょう。

身内を頼れないという方は、保険所のような公的な機関もありますし、
無料の電話相談もあります。
自分を嫌いになる前に、そんなあなたが大きくなるまで
見守ってくれた誰かがいることを、思い出してください。

●パパの一歩引いた態度が我慢ならないというママへ

＞＞男性は言われないと分からないということを理解する

お願いした時だけ子育てに関わるパパに、イライラしたことはありませんか？
子供が生まれた途端、大好きだったパートナーが大きな子供に
見えてきたという意見もあるようです。
『パパも含めて自分で育てる！』と考えられる余裕があると良いのですが、
パパはプライドのある大人ですし、なかなかそうもいきません。

ですが一度、自分のために立ち止まってみましょう。
何も言わずに不満をためてばかりでは、悪循環でしかありません。
女の人は、生まれつきの脳の関係で、察する能力が高いことが判明していますが、
男の人は、言われなければ分からないという人が、思った以上に多いのです。

「それでよく仕事ができるわね」と思う人がいるかもしれませんが、
仕事と子育ては全く別物です。そして、男性は責任を与えられることで、
見違えるように仕事ができるようになることがあります。

「パパが洗ったお風呂は、つるつるで気持ちいいの。お風呂掃除を任せてもいい？」
「パパが洗濯物を干して（畳んで）くれると、その間にご飯が作れてとても助かるわ」
お礼と、具体的な指示を忘れないでください。手直しや修正等は絶対にNGです。
男性は頼られていると感じ、今後も家事・育児を分担してくれるはずです。