子育ての悩み!他の子にいじわるしてしまった場合にどう対応する?

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子育ての悩みは、子供が大きくなったからと言ってなくなるものではありません。
園や学校からの連絡で「今日は〇ちゃんを叩いてしまって…」と聞かされたら、
思わず子供を叱りつけたくなりますよね。

ただし、2、3歳までの場合は、
いじわるをしたと言ってもそれほど心配するものではありません。

ただし、もう少し大きくなると、他者との比較によって劣等感が生じ、
それが「いじわる」という行為として出てきてしまうことがあります。

いじわるをやめてほしいと思った場合は、他者への危害を叱るとともに、
「なぜそうしてしまったのか」を、聞き出してください。
この際、何を言われても受け止めてあげる姿勢が大事です。

●年齢に応じたいじわる

>0~2歳児までのいじわる

幼稚園に入る前の0~2歳児の時期は、他人を傷つける意図をもって
いじわるすることはありません。
この時期は、自分と他人という線引きもあいまいです。

主に生理的欲求に従って行動しているため、
友達が持っているおもちゃを使いたくて引っ張るとか、
自分のおもちゃを貸してあげたくなくて噛みつくなどといった行為は、
「遊びたい」という自分の欲求を満たすためにしています。

こうした行為は、年齢が上がるにつれて収まってくるでしょう。
もしも、自分の子供が明確な意思をもって「いじわる」をしていると感じたら、
成長が早いということかもしれません。どのように辞めさせたら良いかは、
少し上の年齢に向けた対処法の項目をご参照ください。

>3~5歳児からのいじわる

3歳を過ぎてくると、自分という存在が確立します。
また、その後には他人との区別がつき、過去と未来が分かるようになります。
こうしたことから、親の言葉や自分の気づきをきっかけにして
「他人に比べて自分はどうなんだろう」と比較し、劣等感が生まれ、
これが「いじわる」という形となって、あらわれることがあるのです。

また、他者の視線を集める目的でいじわるする子もいますが、
すべての例が親の愛情不足からくるものではないことに注意してください。

●子供にいじわるをやめさせるためには?

>0~2歳児への対処法

欲求が満たされるまで遊ばせると、子供は自然と他のものに興味を向けます。
時間制限があるなど、それができない場所の場合は、親とのスキンシップや
別の興味深いものに目を向けさせるなどで対応しましょう。

とは言え、毎回うまくいくとは限りません。
そういう時は、恥ずかしいと思わずに、周りに協力してもらいましょう。

>3~5歳への対処法

自分がしてしまったことが悪いことかどうかの判断はできる年頃です。
ただし、いじわるな行為や言動を、ただ叱ってやめさせるだけでは、
同じことを繰り返してしまうかもしれません。

なぜなら「お母さんは自分のことを分かろうともしてくれない」と
ストレスをためてしまうかもしれないからです。

相手にけがをさせてしまった場合は、すぐに相手に謝る必要がありますが、
その後は「どうして手が出てしまったのかな。びっくりした?それとも、
取られそうになったのが嫌だったの?」と、自分の行動を振り返る手伝いを
してあげましょう。

「次はどうするのがいいと思う?」と問いかけて、
自分の口で「こうすると良いと思う」というところまで導いてあげましょう。
子供は、自分で決めたことは守るものです。

絶対に「人を傷つける子は嫌い」や「〇〇ちゃんはいい子なのに」と言った
言い方をしないでください。人格否定や、他者比較はもってのほかです。
自己肯定感が低くなり、相手を尊重できなくなります。

●まとめ

子育ての悩みのうち、いじわるについてどう考えるのかをまとめました。
いじわるがそのうちにいじめになるのではないかと心配する
親御さんは多いものです。だからこそ、躍起になって子供の行動を
改めようとしてしまいがちですが、罰を与えるだけでは根本的な改善になりません。

何故そうしてしまったのか、どうすれば良かったのかを責める姿勢を
封印して話し合ってください。子供は自分で決めたことは守るものです。

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