共働き家庭の家事時間。FPへの相談事例から見る妻中心の家事の問題点とは?

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子育てをしているフルタイム共働き家庭では、
限られた時間の中で家事・育児の時間をどのように確保しているのでしょうか。

3000以上の家庭の家計診断をしてきたファイナンシャルプランナーの
内藤眞弓さんによると、家事の外注や便利家電を購入する前に、
「しない家事」を増やして、気持ちにゆとりを持つことが大事だそうです。

また、収入面でも、家事・育児のリスク分散という面でも、
家族全員で少しずつ家事を分担した置いた方がよいとされています。

●ファイナンシャルプランナーからみた家事の問題

>便利家電を買うのはちょっと待った!?

共働き家庭の家事というと、ロボット掃除機やドラム型洗濯機、
食器洗い機などの便利家電の利用をまず思い浮かべますよね。

ところが、3000以上の家計の診断したファイナンシャル・プランナー
内藤眞弓さんによると、便利家電を買ったり、家事外注を考える前に、
「しない家事」を増やして、気持ちにゆとりを持つことが大事だそうです。

家計を見直す立場から、夫婦フルタイム共働き家庭でしばしば相談されるのが、
妻がほとんどの家事や育児を担当しているために、
フルタイムの仕事に疲れ果てて、パートを希望するという例だそうです。

妻に負担が偏る理由として、夫が「家事育児は女の仕事」と思い込んでいたり、
仕事の忙しさを理由に、すべてを妻に押し付けているケースもありますが、
それと同じぐらいに多いのが、妻がまじめすぎるというケースだそうです。

このような方は「子供にはいいものを食べさせたい」「ほかのお母さんはしている」と
仕事から帰ってきた後に、何品も食事を用意してあげなければいけないと考えています。

ですが実際には、子供は品数にこだわりはなく、
それよりももっと一緒に遊びたいと考えていたりするのです。

>収入も家事・育児ももリスク分散を

一日24時間という決められた中で、すべてをこなそうとすると、
どうしても急ぎ足になって、イライラしてしまいがちです。

便利家電に頼るのもよいですが、まずは料理の品数を減らしたり、
掃除は週末にまとめたりすることから始めましょう。

また、家事タスクを書き出して、家族全員に何らかの家事を
分担してもらうのも忘れてはいけません。
(子供は年齢に応じた簡単な家事から始めましょう)

そうすることで、子供と接する時間や、夫婦で過ごす時間が増えるはずです。
まずは、「床に物を置かない」「使ったものは責任をもって元の位置に戻す」を
習慣づけることから始めてください。

人生100年時代と言われますが、家族の誰かが病気やけがになったとき、
収入面、家事・育児面、それぞれでリスク分散しておくことをおすすめします。

●家事代行も使い方次第

上記のとおり、家事はなるべく家族で分担したいところですが、
苦手な部分の家事や、時間がかかる家事は業者に代行してもらうのも良いでしょう。

>メリット

家事代行を使うメリットは、気持ちと時間に余裕ができる点です。
家事に割く時間を外注することで、家族でゆっくり過ごすことができます。
外注におすすめしたいのが、以下のような家事です。

・トイレ、お風呂、台所といった水回りの大掃除
・換気扇の分解
・買い物・料理の作り置き
・窓ふき、外壁掃除
・クローゼットの片づけ

>デメリット

家事代行のデメリットは、何と言っても費用がかかることです。
おおよそ1時間当たり3~5000円と考えておくと良いでしょう。

また、日本人は知らない人を家にあげることに抵抗感がある人が多いため、
家事代行を呼ぶために掃除をするという本末転倒なことに陥る人もいるようです。

また、掃除の仕方にルールがある家や、食事の味付けにこだわりがある人なども
あまり家事代行は向きません。

最後に、家事代行のスキルは、派遣される人によってさまざまですから、
前回は満足したけれど今回はイマイチだった、ということも起こり得ます。
依頼する時に、ポイントを伝えておくと良いでしょう。

●まとめ

共働き家庭の家事の考え方についてまとめました。
一日は24時間しかありません。
あれもこれもと詰め込みすぎないようにしましょう。

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