子育ての悩み:いじわるは低年齢化!You&Iメッセージと共感が大事

スポンサーリンク


保育園・幼稚園に通うわが子が、いじわるをした/されたと聞くと悩みますよね。
とはいえ、いじわるというのは、子供の世界に限った話ではありません。
3人いれば仲間外れが起きる、といわれるように、
集団生活においては、どこででも起こりうる問題なのです。

とは言え、放置してよいわけではありません。
いじわるが繰り返されると、いじめになるのです。

なお、文部科学省の調査を見ると、いじめのピークが
中1から小2へと低年齢化してきていることから、
いじわるも低年齢化しているとみて間違いないでしょう。

子供がいじわるをしてしまったら、「あなたがしたこと(You)」で
「私はこう思った(I)」と伝えることで、子供の理解を得やすくなります。

●いじめは10年前に比べて低年齢化している

>いじめのピークは小学校2年生

いじわる、いじめについてはどうなっているのでしょうか。
文部科学省が調査した、小1から高3までを通した
いじめ認知件数のグラフを見てみましょう。

2009年のデータでは、中1の件数が突出していることが目につきます。
中学校入学の段階で、いじめが発生する事例が多かったことが分かります。
対して、2019年のデータでは、ピークが完全に前にずれ、
報告件数が多いのは小1~3の時期で(ピークは小2)となっています。

この傾向は、2016年から見られるようになりました。
ただし、近年になってひやかしや悪ふざけのような事例も報告対象になったため、
低学年のいじめ件数が増えたということも理由の一つにあるようです。
とは言え、いじめの低年齢化は進んでいるのを肌で感じるという声も多くあります。
(出典:https://news.yahoo.co.jp/byline/ishiishiko/20210417-00232852

>いじわるも低年齢化傾向にある

子供のいじめと同様に、こどものいじわるも
低年齢化しているのは間違いありません。
ただし、未就学児のいじめは、善悪の区別があいまいな時期として、
多めに見てもらえることがあるようです。
とは言え、いじわるを放置してよい理由はありません。

●子供のいじわる、どう対処する?

>子供がいじわるをしてしまった

未就学児の子供がいじわるをしてしまった場合、
まずは先生にその時の様子を伺いましょう。
もちろん、子供自身の意見を聞くことも忘れてはいけません。
その上で忘れてはならないのが「あなたが悪い。謝りなさい」で終わらせず、
叱る立場のママ・パパがどう思ったかの感情を伝えると言うことです。
これは、You&Iメッセージと呼ばれるものです。

「あなたがしたこと(You)」で「私はこう思った(I)」と伝えることで、
子供が理解しやすくなると言われています。
また「自分がされたらいやでしょ?」というよりも、
子供が大好きな人を例えにだしましょう。
「ママがこんなことされたらいやでしょ?」という方が、イメージしやすくなります。

>子供がいじわるをされてしまった

まずは、子供に「言ってくれてありがとう」と伝えた上で、
かなしかった・辛かったという気持ちに共感してあげましょう。
それに並行して、先生に状況を確認してください。

状況に改善が見られなかったり、子供が不安定になったりする場合は、
転園も視野に入れた方が良いでしょう。
子供を守れるのは親だけです。

なお「それぐらい大丈夫でしょ」と思ったとしても
それは親の意見であって、子供の意見ではありません。

●いじめは欲求不満の表れという声も

いじわる・いじめが低年齢化している原因のひとつに
子供自身のストレスが挙げられることがあります。
昔に比べて子供は「いい子であること」を求められるようになりました。
自分の存在そのものを認めてもらえないため、欲求不満となり、
適切な距離で人と関わることができなくなっているのです。

●まとめ

子育てにおいて大きな悩みであるいじわるについてまとめました。
いじわるが繰り返されると、いじめになると言われています。

You&Iメッセージと共感を忘れず、
子供の些細な変化を見逃さないことはもちろん、
子供がいつでも相談できるような関係作りも大切です。

スポンサーリンク


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です