怒ってばかりの子育ては自己嫌悪で悩みがち!25%でほめる子育てを」

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よちよち歩きの時期を終え、子供とある程度の会話ができるようになると、
子育てはぐっと楽になると言われています。

とは言え、本当にそうでしょうか。
言葉が通じるようになった分、親は子供が思い通りに動いてくれることを期待します。

そのため、かえって怒ってばかりになった、という声もよく聞くのです。
子供が言うことを聞かない時に、どういう行動をとればよいのでしょうか。

心身障害児総合医療療育センターの米山明医師は、
子供の怒りに引きずらないためには、
子供が落ち着くまで視線をそらせて待つ、という方法を紹介しています。

また、モンテッソーリ教育の本を出されている田中昌子さんは、
抱きしめて精神的な飢えを満たしたのちに、料理やその他の手伝いを通じて、
心の発育を促す必要があるとしています。

●怒ってばかりという悩みはあなただけではない

子育てをしていて、怒ったことがないと言う方は少数派でしょう。
むしろ「怒ってばかりで自己嫌悪」という方のほうが多数派ではないでしょうか。

子供が大事で、期待しているからこそ怒るわけですが
ここで「どうやったら親の言うことをきかせられますか」と
聞きたくなる気持ちはぐっとこらえましょう。

親が変わらなければ、子供は変わりません。
まずは、子供がどう感じているのかをしっかりと受け止めてから、
成功体験の積み重ねで、子供の成長を促すようにしましょう。

●小児科医から学ぶ:25%でほめる子育て

心身障害児総合医療療育センターの部長で小児科医の米山明さんは、
反抗的な態度に怒ってばかりという場合は、親の対応を見直して、
好ましい反応が出るまでじっと待つ、という方法をおすすめしています。

例えば、親が家の中で何らかの仕事をしている時に、
子供が傍らで話し続けている場面を想像してみてください。
そんな時にイライラして「忙しいからあっち行ってて」と制止すると、
子供は「なんだよ、バカ!」と反抗するわけです。

そこから「その言い方は何なの!?」と怒ってしまうと、悪循環になるわけです。
ここで怒りに引きずられないようにするにはどうすれば良いのでしょう。

子供が好ましくない言葉や態度をとった時は、
親は黙って体の向きを変え、視線を合わせず怒っている様子を
見せないように待つことを推奨しています。

ただし、無視とは違います。
子供が落ち着いてひとりで遊び始めたら、待てたことへの感謝の気持ちを伝え、
しっかりとほめてあげましょう。

できたらすぐにほめてどこが良かったか教えてあげること、
100%を目指さずに、まずは25%の段階でほめることがポイントです。

●モンテッソーリ教育から学ぶ

>癇癪を起こす子供には心を育てる子育てを

4~5歳と言えば、幼稚園に通い始めて2~3年目というところです。
集団生活にもなじみ、小学校入学を見据えて歯みがき、着替えなど、
ほとんどのことは自分ひとりでできるようになっています。

それにもかかわらず、癇癪を起こして泣き叫んだり、
指示したことを無視したりすると、どうでしょう。
怒ってばかりが良くないと分かっていても、どうすればいいのか分からない
という親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか。

まだ言葉が未発達だった2歳の頃であれば、
やりたいこととできることの乖離がイヤイヤとして表れていると
理解もできますが、4~5歳ともなるとそうもいきません。

モンテッソーリ教育の第一人者である田中昌子さんによると、
癇癪を起こす子供は、精神的な飢えを満たしてあげる必要があると言われています。

「これがイヤだったんだね」と子供の気持ちを代弁しつつ、
スキンシップを取って子供の気持ちに共感してあげてください。

その上で、心を育てるために、手先を使って集中力を磨きます。
身体を使うことが好きなら、雑巾がけや窓ふきがおすすめです。

料理に興味があるなら、野菜の皮むきなども良いでしょう。
できるだけ時間がかかるものがおすすめです。

>言われたことをやらない子供にはやってみせる子育てを

「片づけをしなさい、着替えをしなさい、食事を出しなさい」
何度言ってもやらないので、最終的には怒ってばかりという方はいませんか。

「こんな時、どんな声掛けが適切ですか」とよく聞かれると言う田中昌子さんは
「残念ながら効果的な言葉はない」と回答しています。

だからといって、怒りをエスカレートしても何にもなりません。
モンテッソーリ教育では「やってみせること」が大事になります。

ただし、伝えることは1つだけに絞ること、
説明と動作は分けて行う、というのがポイントです。
どちらも、子供の理解の混乱を防ぐ効果があります。

●まとめ

子育てで「私って怒ってばかり…」と悩みを抱えている人は多くいます。
子供の悪い面を叱るのではなく、良い面を育てるようにしましょう。

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