言うことを聞かない子に対する子育ての悩みは、まず信頼関係から!

スポンサーリンク


何度も注意しているのに、同じ行動を繰り返してしまう。
子育てで良くある悩みのひとつとは言え、言うことを聞かない子供を前に、
イライラするのをやめられないという方も多いのではないでしょうか。

子供が親の言うことを聞かない場合、前提として親と子の信頼関係が
きちんと築けていない場合があります。そのような場合、
まずは親がきちんと約束を守る必要があります。その上で「ダメ!」とだけ
伝えるのではなく、反発する気持ちを受け止めた上で、なぜダメなのかを
伝えるようにしましょう。

また、殴ったり叩いたりして言うことを聞かせていると、
段々効き目がなくなってくるばかりか、他の人に対して同じ行動をとる
可能性があるので、注意してください。

●まず必要なのは親と子の信頼関係

すべての声掛けのベースには、親と子の信頼関係が必要になってきます。
それには、親が約束を守る姿勢を子供に見せる必要があります。
「電気を消しなさい」と子供に言うようならば、親もそれを忘れてはいけませんし、
「トマトを食べたらお菓子を食べてよいよ」と言ってしまったら、
その約束は守らなければなりません。

そして、その約束を破ってしまったら、
きちんと謝るようにしましょう。子供を一人の人間として対応する姿勢を
親が率先して見せることで、子供に「親の言うことを聞こう」という
気持ちが芽生えてきます。

●言うことを聞かない子供がより反発するNG行動

>頭ごなしの否定はNG

もちろん、道路に飛び出した直後や、煮えたぎるやかんを触ろうとした瞬間に
「ダメ!」と咄嗟に叫んでしまうのは仕方がありません。
ただし、命にかかわるような場面でない限り、ただ「やめて!」と伝えるのは
有効ではありません。

心理学でいうブーメラン効果によって、
より強く反発されてしまう可能性すらあります。
子供に言うことを聞いてもらいたい場合、まずは子供が何をしたかったのか、
口に出して共感してあげてください。話を聞いてあげるだけでもOKです。

その上で、なぜダメなのかを短くまとめて伝えてあげましょう。
なお、男の子の場合、直前の動作を止めさせたうえで、目を見て伝えてあげてください。
脳の構成上、男性は一つのことしか集中できないところがあるので、
なにかやりかけの状態で伝えると、聞き流してしまうことがあります。

>自分のために言うことを聞かせようとするのはNG

上記の頭ごなしの否定の事例と似ていますが、
口では「子供のために」と言いつつ、根本では育てやすい子供を望んで
言うことを聞かせようとしてる場合があります。
子供の勘は思った以上に鋭いので、そのような態度はすぐに見透かされてしまいます。
親自身がそうしてほしいと思った場合、包み隠さず気持ちを伝えてしまいましょう。

その際、怒りをメインで伝えるのではなく、言うことを聞いてくれないと、
こういうことが起きるから困る・悲しい、といった気持ちで伝えてください。
なお、下手に出るわけではなく、一人の人間としてお願いするという姿勢が
大事になります。

>殴ったり脅したりするのはNG

「殴ってない、軽くたたいただけ」と言ったり、「叩かないと聞かない」と
自分の行動を正当化する人がいますが、これは子供を恐怖で支配しているだけです。
「鬼が来るよ!」と脅して言うことを聞かせる場合も同様です。

一定の効果はありますが、自発的に言うことを聞いているわけではないので、
抑止力が弱まった瞬間に、すぐに元に戻ってしまいます。
下手をすると、親の行動をまねて他人に危害を及ぼすようになることもあるので、
注意してください。

●まとめ

子育てで必ず通る悩みについてまとめました。
子供が言うことを聞かない理由は、年齢によって変わるところもありますが、
親と子の信頼関係が必要なのは、どの年齢でも変わりありません。
まずは、自分が約束を守ることからはじめましょう。

その上で、子供の気持ちを聞き出しつつ、どうしてそうしてほしくないのかを
怒りではなく、悲しい・困る、といった姿勢で伝えてください。
子供を一人の人間として尊重する姿勢が大事になります。

スポンサーリンク


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です