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子供の寝かしつけは、食事と同じぐらい子育ての中で大きな時間を占めます。
夜いつまでも寝ない子供を見ていると、
毎日のことですからイライラしてしまいますよね。
なお、添い寝で寝かせる文化が定着しているのはアジア圏で、
欧米はひとり寝が推奨されています。
このため、子供の生活サイクルを整えて、多少泣くことは承知の上で、
ひとり寝をトレーニングしていくのです。
また、睡眠サイクルが短い子供に付き合って夜中に何度も起きることは
子供にとっても親にとっても良くないこととされています。
欧米の文化をそのまま日本で取り入れるのは難しいかもしれませんが、
朝7時に起きて朝日を浴びる習慣だけでも取り入れると良いでしょう。
●とにかく寝ない!お母さんは毎日イライラ
フランスの企業Withings(ウィジングズ)が、
2020年に日本を含めた14カ国の睡眠データを調査したところ、
平均睡眠時間は6時間22分と、14カ国で最も短いことが分かったそうです。
これは、日本人の働き方が関係していそうですが、
ことは大人の睡眠時間の問題だけに留まりません。
親が帰る時間が遅くなると、必然的に子供の睡眠時間も短くなってしまうからです。
ネット上でも『2歳児が23時になっても全く寝ない』という声をちらほら見かけます。
これに対する解決策として『日中の運動が足りていない』という意見もありますが、
そもそも子供の生活習慣が整っていないということも考えられます。
まずは朝7時頃に起きて、朝日を浴びる習慣をつけるようにしましょう。
こうすることで、日暮れ~14時間後に睡眠ホルモンのメラトニンが分泌されます。
このタイミングで明かりや音の刺激を遮断すると、深い眠りに入れるようになります。
●海外の寝かしつけ方法は?
日本と同様、添い寝が主流なのは以下の国々です。
ベトナム(83%)
タイ(77%)
インドネシア(73%)
インド(71%)
日本(70%)
韓国(61%)
対して、添い寝の割合が低いのは、以下の国々です。
イギリス(5%)
ニュージーランド(6%)
オーストラリア(9%)
カナダ(12%)
アメリカ(15%)
これらをみると、アジア系が添い寝で、欧米がひとり寝という形のようです。
添い寝をしない国々では、赤ちゃんが病院から帰ってくる前に、
きれいに飾り付けをした子供部屋を用意しておきます。
ただし、夜中も完全に放置するわけではありません。
ベッドサイドにカメラや音声モニターを設置して、子供の泣き声を察知します。
また、ひとり寝が推奨される分、顔に布がかからないよう、
着ぐるみのようなスリーパーを着せたり、
ラッピング(おくるみ)をして、寝かせるのが一般的です。
●イギリスの寝かしつけ
近頃は生後半年ほどは同じ部屋で寝るよう指導されるようですが、
あくまでも赤ちゃんのベッドは別になります。
(生後半年以内の添い寝は乳幼児突然死症候群の危険があるため基本的にNG)
また、赤ちゃんの泣くのに合わせて大人が動くのではなく、
乳幼児用のルーティンに従って、一日を過ごします。
また、乳幼児はどんなに遅くても19:30分までに寝るのが良いとされています。
それ以上遅くなると、成長に影響する上に、
子供が疲れすぎて興奮状態になるとされているのです。
なお、寝かしつけの際におっぱいを吸わせたり、抱っこしたり、
背中を叩いてあげたりするのは、すべてタブーです。
もしそれで赤ちゃんが眠ってしまいそうになったら、
ベッドに戻す前に頭を起こして一瞬目を覚ましてから、自力で眠りにつかせます。
(泣いてもある程度は放置。毎日続けると泣く時間が短くなる。)
眠りのスイッチが他者から与えられることに慣れると、
いつまでも他者の力が必要になるからです。
また、子供は大人よりも短い睡眠サイクルで眠るため、
完全に起きていない状態でぐずったり、手足をバタバタさせたりすることがあります。
この時すぐに大人が反応してしまうと、かえって子供の目を覚ましてしまいます。
そのため、泣いてもある程度は放っておくのが良いとされています。
●まとめ
子育ての一大イベント、寝かしつけについてまとめました。
イライラしがちな寝かしつけをスムーズにするために、
まずは朝決まった時間に起きて、朝日を浴びるように心がけましょう。
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