幼稚園の子育ての悩み。友達への興味は4歳前後。5~6歳は社会性を育てて

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子育てが一段落して幼稚園に行くようになると、
同年代の子供とのかかわりができてきます。
楽しく過ごしている分には良いのですが、トラブルが起きることもあるでしょう。

特に多いのが友達関係の悩みです。
友達ができない、友達を叩いてしまうなど、悩みは尽きません。
なお、子供は3歳ごろまで一人遊びが中心です。
4歳頃から友達と遊びだしますが、子供の性格によっては
集団で何かするよりも、一人で何か作るのが好きという場合もあります。

ただ、社会性を身に着けるためには、5~6歳で他者とのかかわり方を
学んだ方が良いと言われています。
友達との関係を通じて、他者の意見を聞くこと、
自分の意見を伝えることを身に着けてもらいたいですね。

●友達ができないという悩み

幼稚園で友達ができない理由の一つに、声掛けができずに
うまく輪の中に入っていけないという場合があります。
恥ずかしかったり、断られるのが怖かったりして
「一緒に遊ぼう」というひとことが言えないのです。

大人だって、すでにできているグループの中に入っていくのは
勇気がいりますよね。

子供に、断られても嫌われているわけじゃないこと、
チャレンジが大事だということを伝えましょう。
子供に代わって声をかけてあげたいと思ったとしても、
まずはぐっと我慢して、先回りしないようにしまし

なお、子供が2歳~3歳前半くらいまでは、一人遊びが中心です。
3歳半ぐらいになると、友達と遊ぶのに興味を示しだしますが、
4歳になっても一人遊びを続ける子供もいます。
ただし、5~6歳では、友達と遊ぶ経験をさせた方が良いでしょう。

●手が出てしまうという悩み

言葉の発達が十分でない頃、言葉よりも先に手が出てしまうことがあります。
おもちゃの貸し借りをするときや、熱中している遊びを
邪魔された時に良く起こります。

保育園の先生からそれらの報告を受けた時は、
機械的に子供を謝らせるのではなく、
なぜ手を出したのか、それについてどう思っているのか子供に聞きましょう。

その上で叩くという「行為」、悲しいという「気持ち」に分けて、
どうすれば良かったのか、そうしなかったらどうなるのかを
考えるのも良いでしょう。

なお、善悪の区別が付いていない時期だと「先生(親)が言うから謝る」という
状態になってしまうことがあるので注意しましょう。

●一人遊びが好きという悩み

幼稚園に行っても一人遊びばかりしていると聞くと、
親としては心配になりますよね。

ただ、友達がいないことが問題かどうかは、その子の個性によります。
もともと一人遊びが好きで、工作などをして過ごせる子供もいるのです。
とは言え、下記のように気を付けた方が良いケースもあります。

①他の子が遊んでいるのをうらやましそうに見ている場合
②衝動的に走り出したり、単純な動作を繰り返している場合
③他の子から避けられている場合

①の場合は、他の子に興味はあるので、
一歩踏み出すために大人が手助けしてあげると良いかもしれません。

②③の場合は、もしかしたら発達障害の可能性があるかもしれません。
状況に応じて専門医の診察を受けると良いでしょう。

●幼稚園は人づきあいの練習の場

悲しい話ではありますが、いくつかの研究によって、
幼児期に友達がおらず「嫌われ者」として過ごした場合、
「人気者」や「平均的」な子供よりもうつや引きこもりになる
リスクが高いと言われています。

これは、5~6歳の社会性を育てる時期に、
友達と関わらなかったことが原因のひとつとも言われています。

特に、性格的に内気な子供は、自分の気持ちを
口に出す練習をしておいた方が良いでしょう。
(ただし、失敗の経験を積ませると逆効果になります)

小学校低学年は、良くも悪くも純粋で残酷です。
周囲からの問いかけに対して答えられなかったり、
恥ずかしくて動けなかったりすると、
日本の学校のシステムでは目立ってしまいますので、
からかいのターゲットにされることがあります。

●まとめ

幼稚園の子育ての悩みをまとめました。
友達関係の悩みは、小学校に行ってもついて回ります。
必ずしも友達が多い方が良いというわけではありませんが、
社会性を養うためには、同年代の友達とのかかわりが重要です。
子供の性格をみながら、無理のない範囲で友達と関わっていけると良いですね。

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