貧乏過ぎて子育てが不安!まずは教育費がどれぐらいかかるのかを知ろう

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『貧乏でも子供は育つ』というものの、やはりお金が全くない状態は不安です。
ですが、ただ不安に思っていても仕方がありません。
実際に子育てにかかる費用を知るだけでも、日々の行動が変わってきます。

生活費はともかくとして、中学までは義務教育、高校は無償化もあって、
教育費はあまりかからないと思っている人は多いのではないでしょうか。
実際には、小中学校でも入学時に5~10万円+毎月1万の出費がありますし、
高校では給食もなく、教科書代も手出しになります。

なお、学習面では塾に頼らずとも、自分で考えた問題をお互いに答えあうという
形で親子で対話すると、知的好奇心が養われ、自然と学力を伸ばすことができます。

●教育費はどのくらい?

>大学まで総額730万

文部科学省が調査した「平成30年度学校基本統計」を見てみると、
大学まですべて公立だった場合、教育費の総額は総額730万円ほどとなっています。
内訳は、小学校で約200万、中学校が140万、高校が140万、大学が250万です。
とは言え、これは平均値ですので、工夫次第で低く抑えることができるでしょう。

>小学校の費用:入学時5万円・月額1万円ほど必要

カバンや制服、体操服など、入学時に必要な物の購入にお金がかかります。
例えば、ランドセルなら2~10万円、文房具数千円、上履き2~3千円、
体操着と体育館シューズ5千~1万円、水筒、通学用の靴などです。

これに加え、制服指定があれば、買わなければなりません。
また、入学以降も月額3千円ほどの給食費のほかに、
水着、絵の具、ピアニカ、リコーダーなどを購入する場面が出てきます。
月平均にすると、1万円ほどの出費です。

>中学校の費用:入学時5~10万円・月額1万強ほど必要

準備する品は、小学校の時とそれほど変わりありません。
ただし、制服が指定されている場合が多いので、3年間で5万円弱かかると言われています。
近所の方におさがりをもらえるようにしておくと良いでしょう。

交通費は徒歩圏内の学校を選べば不要です。
とは言え、身体が大きくなってくるので、給食費は月千円程度UPします。
月平均では、小学校と同じぐらいかかるとみてよいでしょう。

>高校は支援制度の利用もあり

高校無償化制度に伴い、親の年収に応じて年12万~40万円程が支給されることになりました。
とは言え、高校では給食がなくなりますし、交通費がかかる場合が多いので、
授業料以外にも多くのお金が必要です。
不安な場合は、以下のような支援制度の利用も検討してみてください。

・高等学校等就学支援金(授業料を給付する)
・高校生等奨学給付金(授業料以外の教科書代・修学旅行費・制服代等を給付する)
・高校生等奨学給付金(生活保護受給世帯もしくは住民税所得割非課税世帯に給付する)

●総額200万円の児童手当は児童保険がおすすめ

日々の暮らしで精いっぱいな状態の時に、児童手当が振り込まれたら
ついつい使いたくなってしまいますよね。
ですがこれは、自分たちの生活費ではなく、子供の教育費です。

0歳から中学卒業の15歳まで受け取れる児童手当は、
すべてを貯蓄すると総額200万円ほどになります。
可能であれば、学資保険等の貯蓄に回して使わないようにしましょう。

●塾に行かなくても教育はできる

親の世代が貧乏だと、子供の世代まで貧乏になるという話もあります。
エジソンやアインシュタイン、スピルバーグやザッカーバーグといった
数々の偉人や創業者を輩出してきたユダヤ系の方々は、
厳しい迫害にあった歴史から、動産や不動産といった「人に奪われるもの」よりも
「人に奪われないもの=教育」に強い力を入れています。

それには「なぜそう思うのか」と疑問に思い、他社に説明できる力をつける必要があります。
小さな子供相手であれば、自分で考えたクイズを出し合うと良いでしょう。
学校に行くぐらいの子供であれば、教科書の内容から出題するのがおすすめです。

ただし、その場合は親にも勉強する時間が必要になります。
その時間がない場合は、子供と一緒に一つの課題、
たとえば「洗濯物たたみ競争をしよう」と持ち掛けましょう。
終わったら、なぜ勝ったのか、どうして負けたのかを答えてもらいます。
問題点を洗い出して、解決するための思考法を鍛えるのです。
これらが、知的好奇心を伸ばし、学力を高める基盤になります。

●まとめ

貧乏だから子育てが不安と言う方は、まず具体的にどのぐらいのお金が
必要なのかを理解しておきましょう。
子供の教育の機会を奪わないために、日々できることを積み重ねるのが大事です。

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