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10年ほど前から、育児に積極的に関わる男性は「イクメン」と呼ばれるようになりました。
とはいえ、社会の風潮程には、会社での認知は進んでいないのが現状です。
上司・同僚の目を気にしてか、子育てに関してパパは「お手伝い」の範囲を越えず、
しゃべり出した我が子から「ママの方が良い」と言われてしまってショックを受けた
パパも多いのではないでしょうか。
ママは育児の大半を担うことが多いため、
パパに比べて子供と肌と肌を振れ合わせる機会が多くなります。
そのため、子供がママの匂いを覚えて安心できる場所と認識する傾向があります。
また、子育てにまい進するパパの中には、完璧主義すぎて失敗する方がいます。
子供は自分の分身ではありません。パパのやりたいこと・やらせたいことを
押し付けるのではなく、そのままの子供を認めてあげるようにしてください。
●パパの悩みの多くは「子供に好かれたい」
パパの悩みの多くは、「子供がなつかない・嫌われている」と言うものです。
「ワンオペが辛い」「家事と育児が両立できない」という内容が上位のママと比べると、
家事育児がママに集中しがちなことが分かります。
心理学でいう「単純接触効果」からして、ママに子供が懐きがちな理由は
その接する時間の短さに起因しています。
とはいえ、子供と接する時間が短いパパも工夫次第で子供はパパを好きになってくれます。
ポイントは「ありのままの子供を認めてあげること」「子供と接する時はよそ見しないこと」
「接する時間が短くとも、記憶に残る接し方をすること」です。
公園や遊園地に連れて行っても、ただ「遊んでおいで」と放り出してスマートフォンに
夢中になるのではなく、子供と一緒に泥遊びをしたり、追いかけっこをしたりしましょう。
ただし、親がやらせたいことを押し付けてはいけません。
あくまで、子供の視線はどこにあり、何を望んでいるかを理解しましょう。
●年齢別:子供への接し方のコツ
>0~1歳
なるべく早いうちから、沐浴やオムツ替え以外でも
抱っこや頬ずりなどでスキンシップを図りましょう。
パパの匂いを覚えて「この人のそばなら大丈夫」と安心感を抱いてくれるようになります。
ただし、感覚過敏などで接触を嫌がる赤ちゃんの場合は無理をせず、
隣でじっと見守るだけでも大丈夫です。
>2~3歳
1歳を過ぎてくると、言葉をきちんと理解できなくても、
なんとなくこちらの言いたいことは伝わるようになります。
また、この時期は自我が芽生える「イヤイヤ期」でもあるため、
安心できる相手として親を認識している子供ほど、無茶なわがままをぶつけてきます。
裏を返すと、この時期にパパにだけ従順な子供がいた場合、
子供がパパを安心できる対象として見ていないということになります。
そのうちに「パパ嫌い」と言われる可能性があるので、注意してください。
イヤイヤ期は親の忍耐力を試される時期でもあります。
安易にお菓子やジュースで釣ったりせずに、子供としっかり向き合うことで、
パパ自身も成長できるはずです。
なお、日本人男性は言葉で愛情を伝えるのを恥ずかしいと思う傾向があるようですが
「大好きだよ」「大事だよ」という愛情表現は自己肯定感を育む上で重要な行為です。
また、プラスの言葉を口に出すと、自然と口角が上がり、雰囲気も柔らかくなりますので、
笑顔が苦手なパパは、言葉で愛情を伝えていってください。
>4~6歳
過去と未来の区別が付くようになる時期です。
特に女の子の場合は言葉の発達が早く、本気の口喧嘩をすることも出てくるでしょう。
この時期にパパが注意したいのが、習い事などで他の子と自分の子を比べないことです。
子育てに熱心なパパほど犯しがちな過ちなので、特に注意してください。
子供の頃の数ヶ月は成長が早く、少し前までできなかったことが、
急にできるようになったりします。子供の成長がうれしい分、もっとと願う
親の気持ちは分かりますが、あくまで親は親であり、子供とは別の人間です。
子供が生きやすいよう、サポートすることに徹し、子供ができたことや
頑張っていたことに注目して、褒めてあげるようにしましょう。
ただし、褒め方には注意が必要です。
「お前は世界の誰よりすごい!」と言う褒め方をしていると、
一番になれなかった時に、自分ではなく他人に責任を押しつけてしまう
ようになるかもしれません。
容姿など、自分で変えられない部分以外で、小さくても良いので
具体的に褒めてあげるようにしましょう。
●まとめ
パパにありがちな子育ての悩みについてまとめました。
子供はパパの10分の1以下の時間しか生きていないのだと理解し、
ありのままの姿を認めてあげましょう。
そうすることで、子供が将来生きていく力を養うことができます。
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