母子家庭における子育ての悩み:お金・父親の影響・勉強面がポイント

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日本でも3組に一組が離婚すると言われる現代。
子供の有無は離婚した後の生活に大きくかかわってきます。
特に重要なのがお金の問題で、母子家庭の平均年収は250万円に満たない状況です。

また、父親が不在となることで、子供への影響を気にする人も多いようです。
お金の問題については、国の制度である児童手当や児童扶養手当のほかにも、
市町村独自の住宅手当や医療費助成があるようです。

また、父親不在の影響については、1970年代の研究では、情緒面に影響が出る
と言う結果がありますが、離婚数も多く、インターネットの発達した現代では
必ずしもそうとは言えないでしょう。

とは言え、母子家庭ではママが忙しくなるあまり、
子供と十分な時間を取れなくなるというデータもあるようです。
頑張りすぎは禁物ですが、例え10分でも構わないので子供の目を見て会話する時間を
取りましょう。
勉強面が不安と言う方は、オンライン教育がおすすめです。

●母子家庭の悩み:収入

>同年代の女性と比べても低収入な母子家庭

母子家庭の多くが悩みがちなのが、お金の問題です。
平成28年に厚生労働省が発表した「ひとり親家庭の現状と支援施策の課題について」によると、
母子家庭の約84%はなんらかの仕事についています。
ただし、44%が非正規で、平均年収は243万円です。
(出典:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000188147.html)
両親がそろった世帯の収入と比べると、半分程度ということです。

なお、母子家庭の母の平均年齢は40代が最も多くなっています。
令和2年民間給与実態統計調査から40代女性の平均年収を見ると、320万前後であることから
母子家庭の平均は同年代女性よりも80万ほど低いということになります。

なお、国が母子家庭に対して行っている支援制度は、児童手当や児童扶養手当があります。
その他、お住まいの市町村によっては住宅手当や医療費助成制度、児童育成手当などがあるため、
市役所に問い合わせてみましょう。

>養育費はもらえないの?

上記の平成28年「ひとり親家庭の現状と支援施策の課題について」を見ると、
養育費の自給率を受けている家庭の割合は24.3%と、驚くほど低くなっています。
過去に受けたことがある家庭を足したとしても39.8%で、「受けたことがない」と
回答した割合は56%にも上ります(父子家庭の受給率はもっと低くなりますが、割愛します)

理由は様々あると思いますが、そもそも相手の借金や浪費が原因で離婚した場合、
養育費をもらえるあてがありませんし、DVやモラハラの場合、
一刻も早く離婚することを優先したために、養育費を請求しなかった事例もありそうです。

●母子家庭の悩み:父親不在の影響

週末に公園やテーマパークで遊んでいるとついつい気になるのが、家族連れの存在です。
特に、子供たちがその姿をうらやましそうに見ていたりしたら、
いたたまれない気持ちになってしまうという意見があるようです。

1960年代から70年代にかけての海外の研究によれば、
父親のいない家庭で育った男子は男らしさが欠如する傾向があり、
女子の場合は情緒面の不安定さが大きく表れるとされています。

また、どちらの場合も言語・表現能力に影響が現れるようです。
ただ、これらの研究は50年以上も前の研究です。
多様性が重要視され、インターネットが発展した現代では、同じような結果が出るとは
限りません。

とは言え、子供の情緒発達のためには、たとえ短い時間でも、
今日あったことや感じたことを、話し合う時間を取りましょう。
その際、仕事や家事の手を止めて、子供の目を見てしゃべってあげましょう。

●母子家庭の悩み:勉強面

教育という面では、送迎や費用の問題から、母子家庭が不利になることがあります。
子供の勉強を見てあげられないという場合は、急速に広がってきたオンライン教室を
活用してみましょう。その際、ただ「勉強しなさい!」と言っても効果はありません。
まずは子供に目標を設定してもらいましょう。
それが無理であれば、親が一緒になって目標を決めましょう。

おすすめなのは、「まずは3か月やってみよう」など、期間を定めた目標か、
「〇のテキストが終わるまでやってみよう」など、目に見える形の目標です。
「1年後に海外旅行を目指して頑張るから、その時ホテル取ってね!」と
英語を学んでもらっても良いでしょう。

●まとめ

母子家庭の子育ての悩みについてまとめました。
お金、父親不在の影響、勉強面の遅れが気になるポイントです。
使える支援制度をしっかりと使うようにしましょう。

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