スポンサーリンク
子育てをしていると、必ずどこかで「なんで言うことを聞かないの!」と
怒りたくなる場面が出てきます。
ですが少し待ってください。
子どもが言うことを聞かない理由には、もしかしたらパパ・ママの
言動が関係しているかもしれないのです。
頭ごなしに「ダメ」と言ったり、「おいていくよ!」と脅したり、
感情に任せて必要以上に怒ったりすると、子供は「こわい」と言う
気持ちの方が残るため、やめてほしかった理由を忘れてしまいます。
●こんなことを言ってない?NG声掛け集
>「ダメ」と怒鳴る
危険な行動をしている以外でも、頭ごなしに「ダメ!」と
叱りつけていませんか?
「ダメ」という言葉は、指示が分かりやすいため多用してしまいがちです。
ただし、子供は強い口調や剣幕に驚いて行動をストップさせただけなので、
一旦はやめたと思っても、また繰り返してしまいます。
大人だって、上司やパートナーから頭ごなしに否定されたら
不快感が残りますよね。子供だって同じです。
ダメと怒鳴る前に、まず一言共感しましょう。
子どもがなぜそんな行動をしたのか、
何がしたかったのかをきちんと聞いてあげるだけで、
その後の子どもの行動は驚くほど変わるはずです。
>「~したら」と脅す
脅すというと、なんだか物騒に聞こえますね。
けれど、ほとんどのパパ・ママが、一度はこんな言い方を
したことがあるのではないでしょうか。
「おいて帰るよ!」
「鬼が来るよ!」
「お化けにさらわれるよ!」
「おやつ抜きにするよ!」
「おもちゃを捨てるよ!」
これらの言葉は、かなりの効果を持ちます。
とは言え、子供の頭に残るのは「怖い」「いやだ」と言った
否定的な感情がメインになります。
なぜそうしてほしかったのかという親が最も伝えたかった部分は
あまり頭に残らないため、同じことを繰り返してしまうのです。
>「もう!」イライラした感情をぶつける
普段なら怒るまでもないことを、その時の感情に任せて
怒鳴りつけてしまってはいませんか?
子どもは怒られた理由が分からないため、親の顔色を窺うようになります。
必要以上に感情的になってしまったと気づいたときは、
子どもにしっかり謝りましょう。
パパ・ママの気持ちが不安定だと、子供はいつ甘えてよいのか判断がつかず、
他者の気持ちを汲み取るスキルが育たなくなります。
>「〇〇くんはもうできるのに」他の子と比べる
他の子の名前を出して子どもを否定してはいませんか?
最も愛情をかけてくれるはずの親から否定されると、
子供は自信を無くしてしまいます。
「どうせやっても褒めてもらえない」と自己完結してしまうため、
同じことを繰り返すようになります。
また、「どうせできない」「あなたはダメな子だ」と刷り込まれると、
自己肯定感が育たず、新しいことにチャレンジする意欲もなくなります。
●親の感情を伝えるなら怒りよりも悲しみ
子供の行動を改めてほしいと願うならば、
怒るよりも「悲しい」と伝えた方が効果的です。
そして、なぜそれをしてほしくないと思うのかを短く伝えます。
次に同じことをしてしまった場合は、子供が気づくように、
悲しい・もしくは難しい顔で「前なんて言ったかな?」と問いかけてみましょう。
自発的な行動の練習になりますし、
相手に共感する気持ちを育てることもできます。
●悩まないというのも一つの手
言うことを聞かない子供に悩みを抱えているパパ・ママに
怒られてしまうかもしれませんが、子育てにはある程度のあきらめが必要です。
他者を傷つけたり、嘘をついたりするのは、
やめさせなければなりませんが、度を越さない限りは、
子どもが失敗するまで見守る姿勢も大事です。
まずは子供が元気に育っていることを喜び、
少し前の子ども自身と比較して、成長を見守りましょう。
●まとめ
言うことを聞かない子供に対する親の対応についてまとめました。
子育てには悩みがつきものです。
声掛け方法に注意しながら、ある程度あきらめをもって
成長を見守るのも大事と言えそうです。
スポンサーリンク
コメントを残す