2歳児の子育てにイライラ!理解不能な子供のこだわりはどこからくるの?

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少しずつ意思疎通ができるようになって、かわいいさかりの2歳児ですが
「魔の2歳児」と呼ばれる負の側面も持っています。
正常な発育の証と言われようとも、イライラすることはやめられません。

モンテッソーリ教育では、この時期を「秩序の敏感期」と呼び、
子供が周りの環境を理解し始めたことで起きると言われています。

この時、慣れ親しんだ環境で、同じ遊びを繰り返しつつ、
うまく乗り切ることで精神的に落ち着いた子に育つと言われています。

禁止や命令口調は癇癪を避け、子供を頼りにしながら上手に乗り切りましょう。
どうしてもイヤイヤが収まらない時は、動画撮影してみるのも一案です。
後日見返して「この時よりもマシ」と思えるようになります。

●「魔の2歳児」とはどんな感じ?

よちよち歩きから脱出して発語も増えてきた頃、今まではニコニコと愛らしい笑顔を
浮かべていた我が子が、突然「イヤイヤ!」を連発するようになります。

この時期は第一反抗期とも呼ばれ、早い子は1歳半ごろからはじまり、3歳ごろまで続きます。
これは、自我の芽生えに関係していて「やりたいのにできない」気持ちが
イヤイヤとなって表れてきます。

親からすると「どうでもいいんじゃない?」と思うようなことに執着し、
自分のこだわりポイント(その子のその時の気分によって異なる)を満足するまで
小さな身体全体を使って不満を表してきます。

例えば「バナナを半分に切った」だの「お気に入りのスカートを洗濯した」だの、
こちらにとっては些細なことでもイヤイヤトリガーが発動します。
はじめは「ごめんね~」で対応できていたとしても、いつまでも泣き止まない我が子に、
イライラしてしまうのはやめられません。

●モンテッソーリ教育から見た2歳児

イタリアの女医、マリア・モンテッソーリが提唱したモンテッソーリ教育では
2~3歳の頃を、特別な感受性を持つ「秩序の敏感期」ととらえます。
生まれて間もない子供は、他者の助けがなければすぐに死んでしまいます。
その時期を脱した頃から、本能的に環境から学習するプログラムが発動するのです。

これが敏感期と呼ばれる時期で、子供の頭の中では「ママとパパがいて、私の椅子…」と
身の回りの環境をひとつひとつ確かめながら、日々を過ごしているのです。
従って、必死に理解してきた環境を一つでも変えられると、突然不安になり、
イヤイヤがはじまってしまうのです。

この時期の子供には、いつもと同じ道をたどり、同じ遊びで遊び、
同じおもちゃを持っていきましょう。新しい刺激にさらされないため、癇癪も起こしません。
この1~2年の時期をうまく過ごせば、精神的に落ち着いた子供に育つと言われています。

●イヤイヤ期をどう乗り切る?

「子供のこだわりにすべて付き合うなんて忙しいから無理!」
という声が聞こえてきそうですが、そう言う方のために、
何をすると良いか・何をしてはいけないかということを学んでおきましょう。

>禁止や命令口調は避ける

「やっちゃダメって言ったでしょ!」「ちゃんと座っときなさい!」などというと、
余計に反発されてしまう可能性があります。心理学でいうブーメラン効果というものです。
人は禁止されたものほど興味を惹かれる傾向にあります。
これは、小さい子供でも同じことです。

>頼りにする

この頃の子供は自我が芽生えたために、命令されたり邪魔されたりすると
反発してしまいます。従って、子供を立てて「~してくれると助かるな」とお願いすると、
うまくいくことがあります。

>逃げる・スマホで動画撮影

子供のイヤイヤが収まらず、親のイライラが積み重なってきた場合は、
一旦別部屋に移動して、心を落ち着けましょう。

それができない場合は、スマートフォンを使って、暴れる子供の動画を
撮影するのがおすすめです。子供の様子を客観視できますし、次回癇癪を起したときに、
「この時よりましだったなぁ」などと、冷静に振り返ることができるようになります。
間違っても怒鳴ってはいけません。余計に癇癪が酷くなります。

●まとめ

2歳児の子育ての難しさについてまとめました。
自我が芽生え、目に入るものがいつもと違うと不安を覚えるのがこの時期です。

子供にイライラしてはいけないと思うとママが追い詰められてしまいます。
「こういうものだ」と諦めの気持ちで接するのも一案かもしれませんね。

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