子育てで大変なことって何?食事?ワンオペ?すべてはママの過大な負担!

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子育ては大変だ!とはよく聞きますが、具体的に何が大変なのでしょうか。
NHK教育番組「すくすく子育て」の中から、パパ・ママの悩みを848件集め、
それをランキング形式で紹介されていた回がありましたので、ご紹介します。

ワンオペ、きょうだい育児、子どもの食事が上位にランキングしていますが、
すべては子育ての負担がママひとりにかかりがちな現状にありそうです。

その理由として、一日8時間労働かつ、残業する社員が真面目という
評価が下る日本企業では、パパの育児参加が難しいということがあげられそうです。

●番組内で紹介されたお悩みランキング(1~3位)

2019年4月6日 放送の「すくすく子育て」の中では、子育ての悩みのうち、
1~10位までがまとめられていました。ここでは上位3位をご紹介します。

>3位「ワンオペ育児でパンク寸前!」

核家族化している上に夫が多忙ということで、昼も夜も一人で子育て
している人が増えているようです。
親やきょうだいが近くにいないため、美容院にも行けない、
銀行や市役所もゆっくりできない、息が詰まる等の悩みがあげられていました。

コメンテーターの大日向雅美(恵泉女学園大学 学長/発達心理学)さんの
「パパは、オムツを換えて、お風呂に入れればいいわけではありません。
ママが一番欲しているのは「一緒に人生を生きていこう」という姿勢です。」
という発言が心に沁みます。

>2位「これでいいの?きょうだい育て」

きょうだいで愛情の差なく育てているつもりでも、やはり上の子には
我慢させる場面が多くなりがちです。また、けんかの仲裁となると、
両方の意見を組んで納得してもらうのは、なかなか至難の業です。

コメンテーター大日向雅美さんの「子育てだけで大変なのに、きょうだいを公平に、
子どもを傷つけてはいけない等と考えるのは大変。まぁいいかと気楽に考えて」
という意見が秀逸でした。

>1位「子どもの食事」

こちらの回答は、食事のマナーや離乳食の進め方、好き嫌いへの対応など、
2位以下の回答にも共通する内容が含まれていました。
小さなころは、離乳食を食べない、離乳食の進め方が分からないなどが
食事の困りごとですし、少し大きくなって味覚が発達してくると、
偏食がはじまってしまう子供もいます。

「子育てに正解はない」とはいうものの、核家族化が進んだ現代では、
正解を目指してママが一人で思い悩んでしまいやすい環境にあるようです。

●子育てが大変なことである根本原因

日本の子育てが難しいと言われる原因は、子育てを取り巻く環境にあります。
大手企業やITベンチャーでない限り、フレックスタイム制やコアタイム制は
現実的ではありません。基本的に日本企業は8時間×5日間労働を基本として
給与が組まれています。そうなると、ワーキングマザーは空いた時間で
育児と家事をこなさなければなりません。

また、近年の働き方改革により、
「周りを見ながら残業して頑張る姿を見せるのが良い社員」という評価は
時代遅れになりつつありますが、会社はそう簡単に変われないのです。

従って、相変わらずママが家事育児(+仕事)、パパは仕事、
という役割分担になってしまうため、24時間365日・年中無休の子育てが
「大変なこと」になってしまうのです。

●まとめ

子育ての大変なことについてまとめました。
ひとりの子どもを成人まで育てるのはとても大変なことです。
昔の家族では、子育ての金銭的な部分はパパが、精神的な部分はママが、
主軸となっていました。しかしながら、核家族化が進み、
専業主婦より兼業主婦世帯が増えた今、ママもパパも両方の仕事を
こなさなくてはならなくなりました。

しかしながら、今でも子育ての大部分はママの仕事とされ、
パパはあくまで「お手伝い」という家庭が多くあります。
パパが、意識の上だけでもママと同じぐらい子育てに参加することで、
「子育ては大変だ!」と言われる部分は減ってくると言えそうです。

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