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今ではFRP浴槽が一般的となっていますが、ステンレス製の浴槽を
長く使っているという方もいらっしゃるでしょう。
ステンレス浴槽の場合、黒カビがつきにくく、耐久性も抜群です。
ただ、鏡面構造は長年の水垢や石けんカスのおかげで、白くくすんでしまいがちです。
こういったステンレスの掃除には、クエン酸と重曹を使うと良いでしょう。
浴室用の専用洗剤を使うよりも、綺麗に落とすことができますよ。
買ったばかりのピカピカを取り戻したいという場合は、専門の業者に頼むと良いでしょう。
●浴槽につく汚れの種類は?
浴槽につく汚れは、大きく分けて2種類です。
酸性とアルカリ性、真逆の汚れですので、中性であるお風呂用洗剤よりも、
それぞれの汚れに分けて洗浄剤を使うのがおすすめです。
>石けんカス(酸性)
皮脂汚れと石けん汚れ(シャンプーやボディーソープも原因)が結びついた汚れが
石けんカスです。色は黒や灰色で、べたべたしています。
この汚れは酸性ですので、アルカリ性である重曹で落とすのがおすすめです。
粉の重曹に少しずつ水を混ぜてお好みの方さに調製し、
汚れが付着した部分に塗りつけましょう。
汚れに浸透するまで10分ほど待ち、メラミンスポンジ等を使って
軽い力でこすり落とします。
ペーストを作るのが面倒という方は、100均でペースト状の重曹が
売っていますので、そちらを使っても良いでしょう。
>水垢(アルカリ性)
水垢は水道水のカルキ成分が固まったものです。
白いうろこ状になっていることもあります。
こちらはアルカリ性の汚れですので、クエン酸を使うのが良いでしょう。
水200mLにクエン酸小さじ1を加えてクエン酸水を作り、汚れが付着した部分に
たっぷりと吹きかけます。その上にキッチンペーパーを張り、さらにたっぷりと
クエン酸水を吹き付けて10分ほど待ちます。
その後メラミンスポンジ等を使って優しくこすり落とします。
こちらのクエン酸水も、100均で購入することができます。
●ステンレス浴槽のメリット
>金属だから耐久性がある
ステンレスは鉄に一定以上のクロムを混ぜた、耐久性のある合金です。
何といっても金属ですので、一般的な浴槽であるFRP浴槽よりも高い耐久性を誇ります。
風呂釜の買い替えは避けたいと考えている場合、ステンレス浴槽は選択肢の一つとなるでしょう。
>ホーローより軽い
ステンレスと同様、FRPよりも高い耐久性を誇る浴槽が、ホーローです。
ただし、ホーローは重いため、機能性を重視するならステンレスも選択肢のひとつです。
ちなみに、ホーロー浴槽とは、金属材料の表面に硬いガラス成分を焼き付けて
コーティングしたものです。コーティングの硬度は高い代わりに
衝撃を受けて割れやすいため、取り扱いには注意が必要です。
>磨くことでもとの輝きを取り戻せる
ステンレスのメリットは耐久性にあります。そして、しっかりと磨き上げると、
もとの金属製の輝きを取り戻すことができます。ただし、素人には傷をつけずに
磨くことが難しいため、プロに頼むようにしましょう。
●ステンレス浴槽のデメリット
>高い
ステンレス浴槽が選ばれない最大の理由と言っても良いでしょう。
ステンレスはユニットバス形式に比べ、タイル張り等の作業が
必要になるためさらに高価になりがちです。
>塗装との相性が悪い
お風呂のリフォームを行う場合、塗装をした方が良い時があります。
ただし、ステンレスは塗装難しい素材です。
塗装できたとしてもはがれやすいため、結局ユニットバスタイプ(FRP浴槽)に
交換するということもあるようです。
>錆びることもある+小傷がつきやすい
ステンレスはさびにくい素材ですが、全く錆びないわけではありません。
また、ゴシゴシこすると傷がついてしまいますので、掃除の時は注意が必要です。
●まとめ
ステンレスの浴槽の掃除方法及びステンレス浴槽のメリット・デメリットについて
まとめました。ステンレスの浴室はユニットバスにおされて
この頃あまり見かけなくなりましたが、丁寧に使えば長持ちします。
掃除の手間を惜しまずに、ぜひ綺麗にしてみてください。
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