引越し先の賃貸契約には住民票が必須!ただしマイナンバーは記載NG!

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引越し先で賃貸契約を行う時、不動産会社から必ずと言っていいほど
提出を求められる書類があります。それが住民票です。

ですが、単なる本人確認ということなら、運転免許証やパスポートでも
代用できそうですよね。それなのになぜわざわざ住民票が必要なのでしょうか。

それは、住民票で身元確認を行う必要があるためです。
引越し先で慌てないためにきちんと準備しておきましょう。

また、この時必要な住民票にはマイナンバーを記載しないように注意してください。
個人情報保護の観点から、受け取ってもらえない可能性があります。

●身元確認に用いられる住民票

>住民票に記載されている基本項目
住民票に記載される基本項目は①~⑦です。
⑧~⑪は交付申請時に申し出がない限り記載されません。

①氏名
②生年月日
③性別
④現住所
⑤引っ越し先の市区町村の住民となった日
(市区町村内で現住所を変更した場合を含む)
⑥前住所
⑦届出年月日
⑧世帯主の氏名及び世帯主との続柄
⑨戸籍(本籍地・筆頭者)
⑩マイナンバー(個人番号)
⑪住民票コード

①~③以外は、運転免許証に記載がありませんので、住民票が必要なのです。
また、住民票があることで、免許証と住民票の情報の照らし合わせが可能となり、
情報の信ぴょう性が高まります。

●賃貸契約用に住民票を発行する時の注意点2つ!

賃貸契約に使用する住民票を用意する時に注意したいのが以下の3点です。
①住民票にマイナンバーを記載しない。
②引越しするからと言って、先に現住所の転出届を提出しない。
③住民票の抄本が必要か謄本が必要か確認する。

>①住民票にマイナンバーを記載しない
上に書いたとおり、住民票の交付申請時にマイナンバーを記載することが可能です。
ただし、マイナンバーというものは個人の所得や年金など、
個人の重要な情報にひも付いているため、これが記載されていると、
不動産会社は「住民票の写し」を受け取ることができません。

場合によっては再発行を依頼されることもあるようです。
従って、引越し契約に使うための住民票にはマイナンバーを記載しないように
注意しましょう。

>②現住所の転出届を先に提出しない
引越し先の手続きで必要になる住民票には、現住所の記載が必要になります。
転出届を先に提出してしまうと、現住所の証明ができなくなるので注意してください。

>③住民票の抄本が必要か謄本が必要か確認する
基本的に、単身者の引っ越しの場合は抄本が必要で、家族全体で引っ越す場合は
謄本が必要になります。謄本は家族全員の情報が記載される住民票になります。

●「住民票の写し」以外の賃貸契約に必要な書類

不動産会社によって必要な書類は異なりますが、
一般的には以下のような書類が必要です。

>身分証明書
本人であることを確認できる証明書です。
運転免許証、健康保険証、パスポート、マイナンバーカード、住民基本台帳カード、
社員証、学生証などがこれにあたります。
顔写真付きなら1点・写真なしなら2点必要になります。
また保証人の身分証明書が必要になる場合もあります。

>収入証明書
家賃の支払い能力を確認するため、収入を証明できる書類のことです。
源泉徴収票、確定申告書の控えを提出します。
課税証明書が必要になる場合もあります。

源泉徴収票をなくしてしまった場合は、会社に申請すれば再発行は可能です。
大家さんによっては、給料明細書3カ月分でOKとしてくれる場合もあるようです。
学生さんが内定にともなって引越しする場合は、内定証明書を提出が
求められることもあります。

>保証人の印鑑証明書、収入証明書
一般的な賃貸借契約では保証人が必要で、その保証人も資料を用意しなければなりません。
印鑑証明書は、保証人の自筆と押印が正しいことを示すために、
また収入証明書は、万一賃料の滞納があった場合、
これを保証人が補てんできるかを確認するために必要です。

ただし、例えばUR賃貸住宅は保証人をたてる必要がないため、
それらに関する各種書類も不要になります。
UR賃貸住宅に引っ越す場合の必要書類は、入居者本人で用意できる書類だけで大丈夫です。

●まとめ

引っ越しの際の契約に必要な住民票についてまとめました。
再発行や不要な混乱を防ぐため、マイナンバーの記載と、
前住所の転出時期には特に注意しましょう。

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