子育ての悩み。子供のわがままは我慢を覚え自己肯定感を育てる時期

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子供のわがままは、ある意味成長の証ともいえるものでしょう。
とは言え、ところかまわずわがままを言って、癇癪を起こすとなると、
子育ての方法が間違っているのではと悩みに思う人もいるのではないでしょうか。

わがままの対処法の基本は、頭ごなしに叱らずに、
子供の意見を言葉にして、受け入れてあげることから始まります。

これによって、子供の自己肯定感を育みます。
とは言え、我慢を教える意味では、すべての要求を通す必要はありません。
子供の個性もありますので、根気よく対応していきましょう。

●未就学児のわがまま

わがままとは、他人のことを考えず、自分の事だけを考えて行動することを言います。
身勝手、自分勝手と同じような意味にとらえると良いでしょう。

とは言え、幼児期のわがままは、大人になってからのわがままとは
少し意味合いが異なります。

人にすべてをしてもらうことが当たり前、親の存在しか知らなかった子供が、
「自分」というものを理解した時からわがままが始まるのです。

分かりやすいのが、2歳前後のイヤイヤ期です。
言うことを聞かなかったり、よくわからないことにこだわったりと、
大人では理解できないことにこだわり始めます。

子供が自己主張を始めたからこそ起きるこのイヤイヤ期が
収まるのは、3~4歳頃と言われています。
この時期から、「自分」と「他人」を切り分けて、
「他人がどう感じるか」を考えられるようになるのです。

それまでは相手の気持ちや状況をみることができず、
自分の要求が通らないことへの不快感を、わがままという形でぶつけてきます。

●子供のわがままにお悩みの方へ

>まずは隠された本音を受け止める

子供のわがままには、その子なりの理由があります。
「あのおもちゃが欲しかったのに買ってくれなかった」
「あそこに座りたかったのに先に進んだ」という欲求を言葉にする前に、
感情だけをぶつけてくるのです。
「ママに甘えたい」という純粋な思いの時もあります。

とは言え、周りの目がある中でわがままを言われてしまうと、
まずはその場を収めることに精一杯で、理由を知ろうとするところまで
気が回らない場合もあるかもしれませんが、子供を落ち着かせるには
「何がしたかったのか」または「何をしてほしくなかったのか」を
確かめることが大事です。

特に、言葉の発達が未熟な2~3歳の頃は「~してほしかったの?」と、
子供の気持ちを言葉で表現してあげた上で、「そうだったんだね」と
一度受け止めてあげましょう。
抱きしめるなどのスキンシップと共に行うと、より効果的です。

ただし、子供の要求をすべて受け入れていると、
騒げばどうにかなると学習してしまいます。
線引きが難しいところですが、我慢させる経験も大事です。

●やってはいけないわがままへの対処法2つ

わがままを言う子供に対してやってはいけない対処法が2つあります。
ひとつはわがまま全てを受け入れること
もうひとつは頭ごなしに叱ること、です。

>わがままをすべて受け入れると

前者の場合、上にもあるように、我慢するということを学べなくなります。
親と子の関係だけであれば、親が譲るので問題は起きないかもしれませんが、
友達と遊ぶ時にも我慢できないため、孤立する可能性もあります。

>頭ごなしに叱ると

後者の場合、子供の自己肯定感に大きな影響を及ぼす可能性があります。
親は子供にとって絶対的な存在です。親から自分の意見を否定されて育つと、
自分はダメな人間だと思い込むようになります。

この自己肯定感が育たないと、自分の意見に自信が持てず、
感情のコントロールが効かなくなるのです。
将来他の人からアドバイスをもらった時にも「そうかもしれない」と
受け入れる余裕がなく、常に反発して精神が不安定になります。

●まとめ

子育ての悩みは多くあります。
その中でも、子供のわがままをどこまで聞くべきかというのは
各家庭の事情や、子供の個性もあって、線引きが難しいところです。

精神の発達に欠かせないわがままですが、親の負担が余りにも大きい場合は、
無理せず外部に相談することも検討してください。

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