男の子の子育ての悩み!話を聞いていないしすぐ手が出る…脳の働きを知ろう

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男の子の子育ての悩みでありがちなのが、
すぐに手が出てしまう、話を聞かない、というものです。

まず覚えておいていただきたいのは、男の子と女の子では
脳の働き方が違うというものです。

男の子は女の子に比べて言語発達が遅めで、聞く力が弱い傾向にありますので、
ラジオや音楽を聴く習慣をつけて、耳の発達を促すようにしましょう。

また、聞いた言葉を繰り返す練習を積むことで、
理解度を高めながら言葉を発する練習にもなるためおすすめです。

●男の子と女の子の脳の違いに

ママが男の子の子育てに戸惑うのは理由があります。
男女の脳の働き方の違いです。

男の子は、女の子に比べて言語能力の発達が遅めで(個人差があります)
共感力が低めで、周りの環境を気にせず、自分の見たいものを見る傾向があります。

これは、古代狩猟生活を営んでいた人類における役割分担の違いに
起因しているようです。

男性は、野生の獣の動きに集中して狩をしなければならないため、
興味のあるものに対する集中力が高く、暴力的になりがちです。

逆に、子供を産み育てる女性は、子供の泣き声に反応して、
周りと協力しながら食事を作り、子供を育てなければならないため、
マルチタスク能力と、周りに合わせる力に優れています。

●「聞く力」が育ちにくい男の子

上記のとおり、女の子は周りに合わせてそつのない動きをする
力に長けていますが、男の子はそうではありません。

脳の力の問題で、相手の話を聞く力と言葉を伝える力が弱いため、
くどくどと怒られたり、頭ごなしに叱られたりすると、
なぜ叱られたのか理解ができず、同じことを繰り返してしまいます。

また、自分の気持ちを言葉で伝える力が弱いため、
手を出して解決しようとすることもあります。
なお、脳の聞く力には、3つのタイプがあると言われています。

>右脳側の聴覚系脳番地が弱い:ぼーっとして聞き逃すタイプ

周囲の音に気を配って聞く力が弱いため、考え事や他のことに気を取られていて、
先生の話を聞き漏らしてしまいます。

>左脳側の聴覚系脳番地が弱い:言語の理解が遅いタイプ

言葉の発達が女の子に比べて遅い男の子は、
言葉が脳に届くまで時間がかかるタイプの子供がいます。
先生の声質や、しゃべる速度によっては、
脳で理解する前に話が終わってしまうため、何を言われたのかが分からなくなります。

>視覚系脳番地が優位になっている:見えるものに気を取られるタイプ

男の子は女の子と違ってマルチタスク能力が低い傾向にあります。
従って、目で何かを見ることに気を取られていると、
耳から入ってきた言葉をスルーしてしまうことがあるのです。
特に、何かに夢中になっている男の子には「馬の耳に念仏」になりがちです。

>聞く力を育てるためにおすすめの方法

現代は、テレビやスマートフォンが身近にあり、
テレビゲームや動画をはじめとして、視覚系脳が育ちやすい環境にあります。
子供の聞く力を伸ばすためには、ラジオや音楽を取り入れて、
耳から情報を得る習慣化するようにしましょう。

また、日々の生活においては、聞いたことを繰り返してもらったり、
しりとりや、さかさことばなど、耳を使う遊びを取り入れると、
耳を鍛えることにもなりますし、理解度を高めながら
言葉を発する練習にもなるためおすすめです。

なお、共感力を鍛えるには、本やテレビの内容を基に、
登場人物がどう感じたと思うか、家族で話をする機会を持つと良いでしょう。

●個人に合わせた対処法を

男の子と女の子は脳の働き方が違いますが、これに加えて生来の気質や、
周囲の環境によっても、原因は変わってきます。

周りの音が気になるタイプの子もいますし、先生の声が大きくて怖いという子、
文字を読むことが苦手な子や、視覚から出ないと指示が通らない子、
悪いと分かっているのに、かっとするとすぐに手が出てしまう子もいます。

原因をこうだと決めつけず、まずは子供の話をしっかりと聞いて、
その子に応じた対処法を一緒に探っていくようにしましょう。

●まとめ

男の子の子育ての悩みについてまとめました。
男の子は一般的に聴覚脳が育ちにくい傾向にあるため、
音楽やラジオ、しりとりなどを通じて、ご家庭で耳を鍛える
練習を積むのがおすすめです。

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