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中学生にもなると、反抗期を迎える子供も増えてきます。
少し前まで呼べばきちんと返事をしてくれていたのに、無視をしたり、
怒鳴ったりされると、イライラが募りますよね。
とは言え、子供は親の所有物ではありませんので、
親の都合ではなく、子供に合わせた声掛けも必要だと言うことを知りましょう。
また、民法改正により、2022年4月からは成人年齢が18歳に引き下げられます。
自立に向けた準備のために、細かい小言は控えて、
子供に失敗してもらうのも親の務めではないでしょうか。
ただし、親からの挨拶は欠かすべきではありませんし、
法律違反や、人の尊厳を脅かすようなことをした場合は、しっかり注意しましょう。
●反抗期の子供をイライラさせる親の声掛け
学校から帰ったばかりの子供が、ただいまも言わずにイライラしているとします。
そんな時でも、知ったこっちゃないとばかりに
「早く宿題しなさいよ!」と指示してはいませんか。
この場合、親は心のどこかで「子供は親の所有物なんだから、
自分の指示に従うべきだ」と無意識に考えている可能性があります。
子供はテストがうまくいかなくてイライラしていたのかもしれませんし、
友達から無視をされて落ち込んでいたのかもしれません。
そんな時に、頭ごなしに指示されると、反抗したくもなる気持ちも
わかるのではないでしょうか。
多感と言われる時期だからこそ、小言のタイミングも重要です。
●細かいしつけはやめると言う手も
中学生にもなれば、ある程度の生活習慣は身に着いているのではないでしょうか。
大人扱いをして、自分でやらせるように持っていく時期かもしれません。
「早く起きなさい!」「早くご飯食べなさい!」「体操服持った?」
などと言った、細かいしつけ的な指示は、控えた方がお互いのためになるでしょう。
ただしその場合は、先に「言わない代わりに自分で責任を取ること」と
伝えておいた方が良いでしょう。
伝えた直後には、子供には伝わっていないかもしれませんが、
朝何度も起こさない結果遅刻したり、体操服が汚れていたりすると、
親は何を気にしてくれていたのかを自ずと理解するようになります。
仮に中学1年生だとしても、成人とみなされる年齢まであと6年しかありません。
イライラする前に、親も子供も自立に向けた準備を進めるのも一つの手です。
●子供に必要な声掛けもある
子供を大人扱いして、くどくどしつけしないと決めていても、挨拶は別です。
挨拶は礼儀のひとつですから、例え返事が返ってこなかったとしても、
親自身が見本になる声掛けとして必要です。
また、法律違反を犯したり、人の心や体を傷つけることをした場合は
例え子供に反発されようが、叱りつけなければなりません。
これを放置すると、子供は「自分に関心がないんだ」と判断してしまいます。
●絶対にしてはいけない声掛けもある
反抗期になれば、わざと親をイライラさせる言動をしてくることがあります。
ただし、同レベルで応戦してはいけません。
大人相手ではないので、収拾がつかなくなります。
とくに、人格を否定するこのような言葉は絶対に口に出さないでください。
「産まなきゃよかった」
「あんたは口だけの根性なしよ」
「あんた見てると情けなくて嫌になるわ」
例え一度きりで、売り言葉に買い言葉であっても、口に出してはいけません。
これらの言葉は、反抗期が終わってからも深く心に残ります。
●無理しすぎないことも大事
親も聖人君子ではありませんから、思わず「もう嫌だ!」と
投げ出したくなることもあるでしょう。
そのような時は、一度外に出てみましょう。
親のプチ家出というのも、あってよいと思います。
ただし、子供がお腹を空かせることのないよう、
カップラーメンや小銭は用意した方がよさそうです。
●まとめ
中学生の声掛けについてまとめました。
反抗期はイライラさせられることが多いですが、
子育てが後半戦に入ってきたことの証でもあります。
子供の自立までが親の務めと考えて、一つの区切りとなる18歳を目指して
もうしばらく頑張ってみましょう。
ただし、どうしても子供に腹が立った場合は、
しばらく家事を放棄しても良いでしょう。
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