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子育てのひとつの山場とも言える寝かしつけ。
子供と一緒に布団に入り、すやすやと寝息を立て始めたのを確認してから
そっと起き上がり、足音を立てずに部屋の外に出ていく…。
その動きは忍者さながら、と言った方も多いのではないでしょうか。
とは言え、毎日そううまくいくものではありません。
思いがけず一緒に寝落ちしてしまったり、寝ない子供にイライラすることも
しばしばではないでしょうか。
このイライラを回避するためのひとつの方法として、「ジーナ式」という
イギリス式育児メソッドを応用した、寝かしつけを楽にする方法を3つご紹介します。
1.朝日を浴びて生活リズムを整える
2.お風呂は寝る1時間前に
3.入眠前に落ち着く環境を作る
これらを心がけるだけでも、ずいぶんと寝かしつけが楽になりますよ。
●ジーナ式とは?
ジーナ式とは、コントロールできないと言われている赤ちゃんの
生活リズムを整えることで、ママと赤ちゃんが同時に満足できる
生活習慣を作ろうという考え方から成る育児メソッドです。
イギリス王室等の上流階級をはじめ、300人以上の乳母(ナニー)としての
経験を積んだジーナ・フォードさんが紹介しています。
なお、その方法を紹介した本は、イギリスでは75万部以上のベストセラーです。
実践には音や光が遮断できる子供部屋が用意できると良いのですが、
1LDKの状況でも可能とされています。
日本の住環境や生活環境、そして考え方に合わない部分もあるため、
寝かしつけに使えそうなところだけを3つ抜き出してみました。
●1つ目:朝日を浴びる生活を心がける
ジーナ式に関わらず、寝かしつけをスムーズにするためには
生活リズムを整えておかなければなりません。
おひさまの光で目が覚め、おひさまが沈むと寝るというリズムです。
これには、体内時計をリセットする『セロトニン』というホルモンと
眠りに重要な働きを及ぼす『メラトニン』というホルモンが関わってきます。
特に『メラトニン』は、朝日を浴びてから約15時間程度で分泌されて、
自然と眠たくなってくると言われています。
ですから、まずは起きたらカーテンを開けて、朝の光を目から取り入れる
ように心がけましょう(日の光を直視しないように注意してください)。
ただ、あまり早起きだとママも疲れてしまいますので、7時前がおすすめです。
なお、年齢にかかわらず、骨の維持に必要なビタミンDは、
日光浴によって作られます。ママも赤ちゃんと一緒に日光を浴びましょう。
●2つ目:お風呂の時間に気を付ける
寝かしつけにイライラしないためには、お風呂の時間も大事です。
大人でも子供でも、体温が低下してくるタイミングで眠たくなるので、
お風呂の直後に寝かしつけようとすると失敗してしまいます。
おおよそ、お風呂から1時間後に寝かしつけるとスムーズに寝入ってくれます。
お風呂の温度は38~40度程度がおすすめです。
●3つ目:入眠前に落ち着く環境を作る
おもちゃが周りに散らばった明るいリビングから、
急に暗い寝室に連れていってはいませんか?
赤ちゃんでも『これから寝る時間』という合図を理解することで、
スムーズに寝ることができるようになります。
パジャマに着替え終わったら、リビングの明かりを落とし、
音や明かりの出ないおもちゃを用意して、
なるべく静かな環境を作ってあげましょう。10分ほどで結構です。
この間を使って、ママは洗い物をするとよいでしょう。
もちろん、ベッドサイドの明かりを落として、抑揚を抑えながら
読み聞かせしてあげることでも構いません。
●まとめ
『ジーナ式』を前提とした、寝かしつけをスムーズにする方法について
まとめました。
寝かしつけは、毎日しなければなりませんし、
取られる時間も長くなりがちな子育てタスクのひとつです。
少しでも負担を減らすために、イライラするのをやめて、
生活リズムを整えることからはじめてはいかがでしょうか。
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