怒ってばかりの子育てが悩み?価値観の押し付けやストレス発散はNG!

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泣いてばかりの子供を見守る乳児期を終えると、一旦は子育てが楽になったと感じます。
言葉が分かるようになるので、こちらの指示が伝わるようになるのです。

とは言え、子供の行動範囲が広がり、だんだんと流ちょうに言葉を話せるようになると、
小さい頃よりも怒る回数が増えてくるのはよくあることです。

「子供に怒ってばかり」という悩みを抱えているパパ・ママは
それがなぜなのかをいったん振り返ってみましょう。

怒る理由が、ストレスの発散だったり、価値観の押し付けでなければ、
それほど心配する必要はないでしょう。
イライラする自分を認めてあげるだけで、衝動的な怒りが少し収まるはずです。

●子供を怒ってばかりの親の共通点

子供の性格や親との相性にもよりますので、一概には言えませんが、
四六時中子供を怒ってばかりという親には、いくつかの共通点があると言われています。

>学歴等にコンプレックスがある

これは夫婦どちらでもありうることですが、学歴に対してコンプレックスがあったり
かなえられなかった夢を代理で子供に叶えてもらおうと思っている親は、
自分の価値観を絶対のものとして、子供にもそれを守らせようとします。

「あなた(お前)のためを思って」という口癖で
子供に勉強(もしくはスポーツ)を強要するため、怒ってばかりになるのです。

>世間から見た「良い親」であろうとする

一般的に「良い高校・大学に入れるのが良い親」
とされていますので、親は社会から見た合格点をもらえるために頑張ります。

その中でもママは、いくら仕事で成果をあげようとも、
「良い母親」でなければ、そもそも社会から認められません。
従って、子供にも頑張ってもらわなければならず、怒ってばかりになりがちです。

>夫と仲が良くない

子育ては夫婦二人でやるものと言われていますが、
日本社会ではまだまだ妻が子育てのメインという家庭が多いでしょう。

こんな時、妻は子育てのストレスと、夫への不平不満を同時に抱えています。
そのストレスを解消するのに、夫婦で話し合いを持てればよいのですが、
ことはそう簡単ではありません。

そこで、簡単なストレス解消法として、自分よりも弱い子供に
ストレスを怒りとして発散させてしまうのです。

●余裕がない社会のせいもある?

昔に比べて、日本社会は寛容性が低くなったと言われています。
その原因はさまざま考えられますが、頑張っても報われにくい世の中で、
余裕がない人が増えたことも理由の一つと言えるでしょう。
社会の寛容性が低くなると、どうなるのでしょうか。

ひとつには、あらゆる面で成熟した大人の対応が迫られるようになります。
場のルールに規律に反した態度をとることは「正しくないこと」として、
批判の対象にされてしまうのです。

なお、そのルールの基準にあるのは、平均的な体格の成人です。
小さな子供、老人、妊娠中の女性がルールから外れるのはもちろん、
極端に痩せている人、太っている人、背が低い人、高い人も
ルールから外れてしまうため、なるべくその中に納まるよう、
各自で努力をしなければなりません。

こうした世の中で子育てをするには、はみ出し者とならないことが重要です。
こうした背景もあって、ルールを守らせるために
子供を怒ってばかりという悩みが増えるのも、
仕方のないことなのかもしれません。

●まずは自分を許す

「怒ってばかり」という人は、裏に「怒りたくない」という自分が隠れています。
とは言え、人は脳のクセで「こうしてはならない」と思い込むと
それだけでストレスになります。

また「考えないようにしよう」と思ったことほど、どうしても考えてしまうものです。
従って、まずは怒ってばかりの自分も認めてあげましょう。

ただし「自分を怒らせるようなことをした子供が悪い」と考えるのではなく、
「イライラするのは仕方ない」とイライラを許容します。
こうするだけでも、衝動的な怒りが収まります。

●まとめ

子育てで怒ってばかりと悩みを抱えている方は、少なくありません。
自分を責めたり、怒りを飲み込んだりするのではなく、
イライラするのは仕方がないと自分を受け入れてあげるようにしましょう。

ただし、子供をストレスのはけ口にしたり、自分の夢を肩代わりするために
怒っている場合は、やめるようにしましょう。

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