怒ってばかりの子育てを悩みがちな方におすすめのアンガーマネジメント

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「きちんとした子に育ってほしい」と願うママたちも、聖人君子ではありません。
子供特有のわがままや気まぐれな言動にイライラしてしまいがちです。
怒りをコントロールしたいと思っても、なかなか難しく、夜に子供の寝顔を見ながら
「怒ってばかりでごめんね…」と反省するママも多いのではないでしょうか。

アンガーマネジメント法として「数を数えて怒りを収める」6秒ルールがありますが、
ここではそれ以外の方法として、今どのくらい怒りがたまっているのかを
点数付けして考える「スケールテクニック」と、自分なりの呪文を唱えて怒りをやり過ごす
「コーピングマントラ」という方法をご紹介します。

また、怒りは第2次感情と呼ばれ、その前には「悲しい」「焦る」「困る」などの
一次感情があると言われています。なぜそう思うのか、それでどうしてほしいのかを
子供に伝えることに重点を置きましょう。
自然と怒りを言葉に変えて伝えられるようになります。

●怒ってばかりと悩みがちな方におすすめの
アンガーマネジメント2つ

>怒りをレベル分けするスケールテクニック

スケールテクニックとは、怒りという感情に対して、
自分なりに怒りの強さを点数化してみる方法です。
怒っていない時を0点、イラっとするけれど忘れるぐらいの怒りが1~3点、
イラっとした気持ちが後をひく時の怒りが4~6点、イライラが溜まってきたら7~8点
怒鳴り散らす直前を9点、人生最大の怒りが10点、という感じです。

このスケールテクニックがなぜ、アンガーマネジメントとして有効と言われる理由は
2つあります。

1つ目は、目に見えない怒りを点数化しようと頭で考える間に、
怒りのピークが越えてしまうということです。

2つ目は、最大級の怒りというのは、人生でそう何度も経験するものではないため、
今の怒りはそれよりも小さいと客観視することで、怒りを収められるからです。

ここまで説明するとお分かりになるかと思いますが、こちらは「6秒ルール」と
本質的には同じものです。ただし、6秒ルールよりも具体的に頭を使う必要がありますし、
自分の過去の経験を積み重ねながら「あの時よりマシ」と考えられるようになるため、
怒りのコントロール経験を積み重ねやすいと言えるかもしれません。

●自分なりの呪文を唱えるコーピングマントラ

コーピングマントラとは、対処するという意味の「コーピング」と
呪文という意味の「マントラ」を組み合わせた言葉です。

自分の気持ちを落ち着かせる呪文という意味ですが、ポジティブになる言葉でも、
緊張をほぐすために使う言葉ででもかまいません。思い浮かばない方も、
発表会の前や大きな試験の前に目を閉じて深呼吸をしながら唱えた言葉が
あるのではないでしょうか。

「大丈夫、大丈夫」「自分ならできる」や
沖縄で使われる「なんくるないさ」でも、なんでも結構です。
マントラを唱えている間に、怒りのピークをやり過ごしましょう。

●怒りの前提になる感情を伝える

ところで、怒りは2次感情と呼ばれることをご存じですか。
怒りというものは、何かの感情に紐づいて副次的に起きると言われています。
「自分はなぜ怒ってばかりなんだろう」とお悩みの方は、怒りを感じた瞬間に、
この怒りはどういった感情に基づいて起きているのか立ち止まって考えてみましょう。

いくら言っても聞いてもらえないむなしさや、悲しみ、子供が皆においていかれるのでは
という焦りなど、一口で怒りと言っても発露はさまざまです。
子供をただ怒鳴るのではなく、子供の行動に対して自分はどう感じているのか、
そしてどうしてほしいと願うのかを、しっかり子供に伝えるようにしましょう。

●まとめ

怒ってばかりだと悩みに思っている方におすすめのアンガーマネジメント法をご紹介しました。
親としてはいつも子供に笑っていてほしいと思いますが、子育てはハプニングの連続です。
理想通りにはいきません。

ただし、後で自己嫌悪に陥るほど子供を叱りつけてしまうのは
避けたいところです。自分の気持ちに向き合って、ただ怒鳴るのではなく、
なぜやめてほしいのかを、冷静に伝えられるようになりたいですね。

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