共働き・子育て家庭の家事分担割合は30代男性で30%!多い?少ない?

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人財サービスを手掛けるアデコ株式会社が、共働き・子育て中の30代男性社員500名と、
50代の共働き・子育て中の男性管理職500名を対象にして、仕事及び家事育児に関する
意識調査を行いました。

その結果、30代男性の平日の家事分担割合は30%程度という
回答が最も多く、「全く手伝わない」は3.6%にとどまりました。
対して、50代男性管理職は18.6%が「全く手伝わない」という回答になり、
年代差があることが分かります。

なお、家事分担のコツは、
①家事を見える化する②スケジュール共有化アプリを使う

などがおすすめです。

●調査内容

アデコ株式会社が、子育て世代男性会社員の家事・育児分担に関する
意識調査のためのアンケートを行いました。
そのうちのいくつかを下でご紹介します。

【調査対象】
・子育て中の30代の男性会社員500名
(妻と共働きで、未就学児を含む子どもを持つ家庭)
・50代の男性管理職500名
(妻と共働きで、中学生以上の子どもを持つ家庭)

【調査時期】
・2019年11月14日~18日(インターネット調査)

●調査結果

>平日の家事はどの程度行っている?

>>30代男性
「平日の家事分担時間」についての問いでは、一日の家事を100%とすると、
30代男性は30%程度分担しているという回答が最も多く、
妻の方が負担が大きいと答えた割合は66%にのぼりました。
また、「全く手伝わない」という回答も3.6%ありました。

>>50代男性
50代になると、同じ共働きでも18.6%が全く家事をせず、
妻の方が負担が大きいと答えた割合は、82.2%にまで上昇しました。

>子供が生まれたことで家事分担はどう変わった?

>>30代男性
30代男性に「子供が生まれたことで家事分担が変化したのか」を聞いたところ、
67.4%の人が「自分の分担量を増やした」と回答しました。
中には2割ほど「妻の分担量を増やした」という回答もありましたが、
基本的には子供が生まれたことで、男性が家事に協力的になったことが伺えます。
ただし、「一貫して妻に一任している」と言う回答も8%ほどありました。

>>50代男性
同様の調査を50代男性にも行ったところ、
73.4%の人が「自分の分担量を増やした」と回答しました。
ただし、このうち30.8%は「もともと妻に一任していたが分担した」と言う回答です。

30代男性ではこの回答の割合が9.4%であることを考えると、
50代男性では、もともと妻の分担割合が大きかったことが分かります。
また、「一貫して妻に一任している」と言う回答は、30代の2倍以上の18.8%です。

●家事分担のコツは?

アンケート調査結果では、家事分担割合は妻側の負担が大きいように思われます。
そこで、子育て・共働き家庭における、家事分担のコツはあるのでしょうか。

ベビーシッターサービスのキズナシッターに寄せられていた体験談から、
おすすめの方法を2つご紹介します。

>①子育てや家事の内容を見える化する

どんな家事があるのか互いに把握できるようになるため、
負担割合に不満がある場合に特におすすめです。
各々の得意分野で振り分けてみても良いでしょう。

>②スケジュールを家族で共有する

アプリを使って子供の行事や、残業・出張の有無を共有化する
ようにしましょう。
仕事の忙しさも伝えることができますし、子供の急病時にも
早めに対応しやすくなります。

●まとめ

同じ共働き・子育て世代であっても、年代が若くなるにつれて、
男性の家事分担の割合が高くなってくることが分かります。
ただし、依然として妻側の分担割合が高いのは変わらず、
意識的にもそれが当然となっていることが、アンケート結果から読み取れます。

少子高齢化で賃金の大幅上昇が望めないなか、リスク分散の意味でも
共働きは当たり前の夫婦の形になっていくことでしょう。
スケジュールアプリの使用や、家事の見える化をすすめて、
夫婦で助け合いの心を忘れずに、協力して家事や子育てを行っていきましょう。

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