スポンサーリンク
子供がだんだん大きくなってくると体が硬いか柔らかいかなんてあまり気にしなくなってきます。
そうやって気づかない間に、子供の体がだんだんと体が硬くなってしまっていることもあります。
学校の運動能力テストの結果を見て、子供の体の硬さにびっくりしたなんて経験がある人もいるのではないでしょうか。
体の柔軟性というものは普段あまり重要視されませんが、実は体にとってとても大切なことです。
では子供の体が硬くなってしまうのはどうしてなのか、その原因と対策を見ていきましょう。
〇子供の体が硬くなってしまう原因とは
子供は誰でも体が柔らかいと思いがちですよね。
しかし3歳くらいから子供によってはだんだんと体の硬い子が出てきます。
特に最近の子供は昔に比べて体が硬くなっていると言われています。
もちろん生まれつきの骨格や遺伝などといった理由もありますが、一番の大きな理由は普段の生活習慣です。
昔に比べて今の子供たちは体を動かす機会が目に見えて減っています。
学校の体育以外は運動することもなく、家でもゲームやインターネットばかりという子供も少なくないでしょう。
運動をしなければ動くはずの関節の可動域もどんどんせまくなっていきます。
逆にサッカーや野球などの習い事でたくさん運動をしている子供たちももちろんたくさんいます。
しかし意外なことに、激しい運動をしている子供たちの中にも体が硬い子供は少なくありません。
というのも、習い事でやる運動は基本的に同じ筋肉しか使うことがないからです。
そのため使われていない筋肉や関節はどんどん硬くなってしまいます。
また毎日のように酷使されている筋肉は使いすぎると疲労で傷めてしまうこともあります。
ただ運動をすればいいというわけでなく、何事もバランスよく行うことが大事です。
〇体が硬くなるとどうなる?
体が硬くなると様々なところに影響がでてきます。
中でも心配なことが、体が硬いことでケガをしやすくなることです。
下半身が硬くなることで転びやすくなる、手の関節が硬くなることで手をついた時に捻挫や骨折をしやすくなるなど、思わぬところでケガをすることが増えてしまいます。
また体の関節や筋肉が思い通りに動いてくれないため、少しの運動でも疲れやすくなってしまいます。
そして一番怖いのが、このまま体が硬くなった状態で歳を重ねた後です。
子供の頃から体が硬いまま何もせずに過ごしていると、歳をとってから柔軟性を取り戻すのはだいぶ苦労することになります。
するともともと硬い体が加齢によってさらに硬くなり、普段の日常生活にすら支障をきたしてしまうようになってしまいます。
さらに歳を重ねて高齢になると、運動機能の低下により寝たきりになってしまったりする恐れもあります。
それだけ体の柔軟性というものは大事なことです。
子供のうちならまだ体に柔軟性を取り戻すことも可能です。
子供の体が硬いことに気づいたら、できるだけ早く対策をとってあげたいですね。
〇子供の体を柔らかくするためには
子供にとって必要な運動は全身をバランスよく使う運動です。
そう言っても特に難しい運動をすることはありません。
昔の子供たちは普段の遊びで全身を鍛える動きを自然としていました。
木登りやかけっこ、石投げやケンケンパなど、体の様々な筋肉を自然にくまなく使っていました。
しかし今の子供たちはそういった遊びをする機会が極端に減ってしまいました。
本来ならばそういった自然の中の遊びで体たくさん動かすのが一番なのですが、最近ではそうやって遊べる場所も少なくなってしまっているのが実情です。
また学校に宿題に習い事にと、遊ぶ時間すらない子供もたくさんいます。
そういった場合は、家にいるわずかな時間でいいのでストレッチをさせてあげましょう。
できればお風呂上りの体が柔らかくなっている時にやると効果的です。
ヨガのポーズでもただの立位体前屈でもなんでもいいのですが、重要なのはゆっくりじっくりと体をのばすことです。
子供はどうしてもこの「ゆっくりじっくり」という部分が苦手です。
おそらくゆっくり伸ばすことが退屈になってしまうのでしょう。
しかしはずみをつけて行ったりしっかり伸ばす前に次の動作にうつってしまっては、せっかくのストレッチもあまり意味がなくなってしまいます。
そうならないように、ストレッチをする場合は親も一緒になってお手本を見せながらやってあげてください。
そして子供のテンションが落ちないように「どっちが体柔らかいかな!?」とか「一緒に動物のポーズを考えてみよう」というように、競争や遊びを取り入れながらやってみましょう。
ストレッチは数日やっただけでいきなり体が変わるものではありません。
ちょっとの時間でも毎日続けることが大事です。
親も自分の体と健康のために、子供と一緒に毎日続けてみてください。
きっと数か月後には今までより動きやすい体になっているはずです。
子供の運動神経は気にしても柔軟性はあまり気にしないことも多いでしょう。
しかし柔軟性があがればスポーツのパフォーマンスも必ずあがってきます。
体の柔軟性は簡単なストレッチで取り戻せるので、気になったその日からさっそくはじめてみましょう。
また休みの日はアスレチックのある公園などで子供を思いっきり遊ばせてあげましょう。
親も一緒になって遊べば運動不足解消にもなって一石二鳥ですよ。
ぜひ親子で柔らかい体づくりを目指してみてください。
スポンサーリンク
コメントを残す