子育ての悩み!嘘をつく子供を叱るのはNG?年齢に応じた正常な嘘とは?

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子育てに完璧であろうと考える親ほど『おなかが痛いと嘘をついた』
『ウソ泣きした』と、子供がついた嘘に過敏に反応して悩みがちです。

子供には、成長過程に応じた適切な嘘というものがあります。
2~3歳の頃は『観覧車に乗った』『アンパンマンと遊んだ』など、
空想の世界を交えた嘘もありますし、3歳頃は『チョコ食べてない!』と
口と手をべたべたにしたまま首を振ることもあります。

また、下の子が生まれたことで、寂しさから嘘をつく場合もあります。
大抵の場合、あまり悩む必要はありません。
ただし、お金絡みの嘘には、毅然とした態度が必要です。

●子供はいつから嘘をつくの?

幼少期は特に発達の速度に差があるため、子供によってずれはありますが、
おおよそ2歳半ぐらいから、子供は空想や願望を交えた嘘をつくようになります。

「ごっこ遊び」が正常な発達に欠かせないものであるように、これは問題のない嘘です。
また、3歳を過ぎてくると『怒られたくない』という気持ちから、嘘をつくようになります。
この時、嘘の理由を問いただしたり、激しく叱ったりしないようにしましょう。

小さなころに子供が嘘をつく理由のほとんどが、寂しさや恐れ、気遣いからくるものです。
何度も嘘をついて困る場合は、嘘をつかなかった時に褒めるようにしましょう。
それでも治らずに困っている場合は、保健センターなどに相談するのも一つの手です。

●幼児でもお金絡みの嘘には毅然とした態度で

その過程の教育方針にもよりますが、子供は4、5歳になると、
お金の価値が少しずつ分かってきます。

この頃、お金を拾っても親に内緒にしたり、友達のおもちゃを勝手に
持ってきてしまうことがあります。

ここでついた嘘には、毅然とした態度で接するのが大事です。
叱りつけて反省の言葉を言わせるよりも、悲しいという気持ちを伝えた方が効果的です。

ただし『育て方を間違った』などと、人格否定の言葉は絶対に使わないでください。
小さなころとは言え、ネガティブな感情は心の中にずっと残ります。

●子供の嘘はどんなものがある?

年齢にもよりますが、下の子が生まれた時に、
上の子が嘘をつくようになることがあるようです。
俗にいう子供がえりと同じような状態です。

今まで自分だけをかまってくれていたママが、急に一番にしてくれなくなったために、
気を引こうとしているのです。不安や不満から出た嘘になります。

こういう時は、言葉と行動で『あなたのことも大事に思っている』と
常に伝えつづけることが大事です。何度も何度も伝えましょう。

このような、寂しさからくる嘘や反抗的な態度は、
ある程度大きくなってからも、見られることがあります。

また、小学校に上がったころからは、『海外旅行に行った』などと
見栄を張った嘘もつくようになります。

●8歳前後から始まるつじつまの合った嘘

2~3歳の空想交じりの嘘や、3歳ごろのすぐばれる嘘を経て、
5歳ごろには、理由づけした嘘をつくようになります。

この頃の嘘は、3歳の頃よりはバレにくくなっているものの、
つじつまがあっていないので、少し考えると嘘だと見抜くことができます。
(5分しかたっていないのに、宿題を終わらせた、など)

そしてさらに成長して8歳前後になると、つじつまが合った嘘をつけるようになります。
嘘の裏には、たいていの場合、不安な気持ちが隠れています。
放っておいてよい嘘がほとんどですが、お金絡みや
他者(自分も)を傷つける嘘など、対処が必要な場合もあります。

そうした嘘に気づいた時には「嘘は良くない」と頭ごなしに叱らないでください。
子供だって、嘘が悪いことだとは、十分理解しているのです。
「どうして嘘をついたの?」と優しく問いかけて、
子供が吐き出した気持ちを、しっかりと受け止めることが大事です。

おうむ返しにして、共感する姿勢を取り、味方であることを示すと、
嘘の裏に隠れた本当の原因を知ることができるかもしれません。

●まとめ

子育ての悩みは尽きません。
素直に育ってほしかったのに嘘をついたと、ショックに思う方がいるのも分かります。

ただ、嘘は発達に欠かせない部分もあります。
あまり不安に思わず、心配であれば、一度専門機関に相談してみるようにしましょう。

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