花粉症対策!NHKのためしてガッテン紹介の鼻にワセリンを塗る方法!

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NHK人気番組「ためしてガッテン」の2019年4月3日放送回で取り上げられたのが、
新発想の花粉症対策「ワセリンによる鼻バリア」です。

花粉症発祥の地、イギリスで古くから使われてきたセルフケアで、
「ワセリンを鼻の中(鼻の周り)に塗る」=鼻バリアという方法になります。

鼻の中に入りかけた花粉を、べたべたしたワセリンでトラップすることで、
入る量を減らす効果が期待できます。マスクと合わせて使うとより効果的です。

●そもそもワセリンって何?

ワセリンの原材料は石油で、そこから得た混合物を脱色して精製した物質になります。
軟膏の基材や保湿剤の一つとして数多くの製品に使用され、
毒性が非常に少ないことから、唇や口の中にも使うことができます
(赤ちゃん用のベビーワセリンという商品もあります)。

1870年に開発されたワセリンは、その使用実績の長さから言っても、
高い安全性がある物質です。なお、ワセリンという名前は、そもそもユニリーバ
(オランダとイギリスに本拠を置く世界有数の一般消費財メーカー)の商標ですが、
世界中で使われ、今では一般名化しています。

●花粉は水分に触れると割れる!?

花粉がアレルギー症状を引き起こす原因は、花粉の外側にある
アレルゲンと呼ばれる物質にあります。これが鼻の粘膜に付着し、
生体防御システムによる過剰反応が起きて花粉症の症状が起きるのです。

また花粉は、外側のアレルゲンの他にも、鼻の中の水分に触れることで
パカッと割れ、中から別のアレルゲン物質が出てくるということが分かってきました。

この2段階の攻撃により、しつこい鼻水や鼻づまりくしゃみなどの症状を
引き起こしているのです。この花粉が割れるという現象は、
花粉が受粉する時と同じメカニズムなのだそうです。
鼻の粘膜をおしべだと勘違いしていると言われています。困ったものですね。

●花粉症発症の国イギリスで認められた花粉症対策、鼻バリア

今から200年前、花粉症という病気はイギリスで発見されました。
このイギリスにおいて、花粉症のセルフケアとして国営の医療サービス事業
(National Health Service, NHS)のサイトで紹介されているのが、
「ワセリンを鼻に塗る方法」です。

なお、イギリスにはどの家庭にもワセリンが置いてあると言われています。
なぜこの方法がすすめられているのかというと、花粉が鼻や目の中に入る過程に
あると言われています。花粉が鼻の中に入るには、2つの方法があります。

ひとつは浮遊した花粉が直接目や鼻に飛び込んでしまう方法で、
もう一つは目や鼻の周りに一度付着した後に吸引されてしまう方法です。
べたべたしたワセリンは後者の花粉に作用し、鼻の入り口に塗ることで、
入り込みそうになった花粉を途中でトラップして入り込まないようにするのです。

●塗布する場所は?

塗る場所は、鼻の入り口の周囲になります。
鼻の穴の入り口に沿って全周に塗布するようにしましょう。
症状がひどく、鼻腔内に塗る場合は綿棒の頭程度の範囲としてください。
また、目の症状がひどい場合は、目の周り(目の下や瞼)に塗ることも有効です。

●ワセリンを塗るときの注意点!

ワセリンは必ず純度の高いものを使用するようにしてください。
また、体温で溶けて垂れてきますので、べたつく感じに不快感がある場合は、
無理に使用しないようにしましょう。

また、ワセリンに付着した花粉を。長く留まらせないように注意してください。
1日3~4回は鼻を噛んだり拭き取ったりして、塗り直すようにしましょう。

●まとめ

「ためしてガッテン」でも紹介されていた鼻にワセリンを塗る
花粉症対策について紹介しました。

これは、花粉症発祥の地であるイギリスで古くから使われてきた方法で、
国営の医療サービス事業(NHS)のサイトでも紹介されています。
身体の中に入る花粉の量を減らすため、鼻の入り口にべたべたしたワセリンを塗り、
途中でトラップしてしまうわけです。

マスクと合わせて使うことで、より症状の軽減が期待できますので、
ひどい鼻水や鼻づまり、くしゃみにお困りの方は一度試してみてはいかがでしょうか。

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