カビキラーとカビハイターの違いはどこにあるって知ってますか?

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ジメジメしがちな日本の気候には欠かせないカビ対策。
生えてしまった黒カビに日々頭を悩ませている人も多いと思います。
そんな時、「よし!今日こそやるぞ!」と決意も新たに向かったドラッグストアで、
カビ対策グッズの棚を前に、新たな悩みが生じた方もいるのではないでしょうか。

赤いノズルの「カビキラー」。
そして青いノズルの「カビハイター」。
両商品にはどのような違いがあるのでしょう。
                                                4つのポイントに分けて考察してみました。

① カビキラーとカビハイターの成分が違う?

「カビキラー」も「カビハイター」も同じ次亜塩素酸塩配合の塩素系漂白剤です。
次亜塩素酸塩のほかには、安定化剤、アルカリ剤、界面活性剤、香料などが配合
されています。

効果を発揮する次亜塩素酸濃度は、一定以上であれば差がないため、
基本的な性能は同じと考えられます。

また、配合される界面活性剤の違いで、カビの落ちやすさや、使用に適した場所、
サビの出やすさなどに若干の違いがある可能性はありますが、比較したデータは
見つかりませんでした。
なお、液性はどちらも「アルカリ性」です。

余談ですが、いずれの商品も雑品であるため、全成分を表示する必要はありません。
両商品とも「家庭用品品質表示法」の「衣料用、台所用又は住宅用の漂白剤」に従って
適切な表示が行われています。

② カビキラーとカビハイターのメーカーが違う?

「カビキラー」はジョンソン株式会社のブランド商品です。
ジョンソン株式会社は「カビキラー」以外にも、
「スクラビングバブル」や「パイプユニッシュ」などの
家庭用洗剤のブランドを取り揃えています。
なお、ジョンソン株式会社の母体は、家庭用洗剤の製造・販売を主とする
アメリカの化学メーカー、SCジョンソンです。

対して、「カビハイター」は花王株式会社のブランド商品です。
花王株式会社は「ソフィーナ」や「メリット」「ニベア」などの
ビューティーケアブランドのほか、「クリアクリーン」「バブ」「メリーズ」
と言ったヒューマンヘルスケアブランドも取り扱っている日本法人です。

③ カビキラーとカビハイターの価格が違う?

価格.comの最安値を調べてみると、以下のような結果が得られました。
これを見ると若干「カビキラー」のほうが安いということが分かります。

カビキラー 本体 400g…218円(最安値)
カビキラーつけかえ用 400g…185円(最安値)
カビキラーつけかえ用 1000g…438円(最安値)

強力カビハイター 本体 400ml…258円(最安値)
強力カビハイター つけかえ用 400ml…214円(最安値)
強力カビハイター つけかえ用 1000ml…522円(最安値)

④ カビキラーとカビハイターの用途(使える場所)が違う?

「カビキラー」「カビハイター」共に、用途は同じ『浴室内のカビ汚れ』です。
具体的には『浴室内の壁やタイル・目地、マット・小物類、シャワーカーテン、
扉等のゴムパッキン』とされていて、この点も違いはありません。

気を付けなければならないのが、金属商品(ホーロー、真ちゅう、アルミを含む)には
使用できないという点です。
付着した場合は、サビや色落ちが出る可能性があるので注意してください。
(なお、鉄とは違い、アルミのサビは白色です)

また、浴槽内は水アカや、人の皮脂などの油分と石けんカスが混ざりあった
湯アカが主になるため、使用には適していません。
浴槽の材質によっては痛めてしまう原因にもなります。

なお、「カビハイター」に使えないものとして表示されている「しっくい壁」ですが、
少量を壁に塗って拭きとることは問題ないようです。
(無添加住宅(https://www.mutenka-s.jp/faqs/qa_faqs-420)参照)

ただ、大量に使うとしっくいのすさ(ひび割れを防ぐつなぎ。藁や麻、紙など)を
痛めてしまうことがあるため、注意してください。

まとめ

カビキラーとカビハイターを比べてみました。
まとめると、違いは「メーカー」と「価格」ということになりそうです。

ただ、それほど大きな違いがないということも分かりましたので、
カビ対策に購入を考えている方は、その日の気分とお財布事情に合わせて
どちらか自分の気に入ったほうを購入されてみてはいかがでしょうか。




 

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