スポンサーリンク
子育て中は、自分の思い通りに物事が進まないため、ストレスが溜まりがちです。
それが限界を超えると、ヒステリーを起こしてしまうこともあるでしょう。
ヒステリーを起こすと、些細なことでも怒りを覚えて、
自分の感情をコントロールできなくなります。
それが繰り返されると、子供にも悪影響を及ぼすのは間違いありません。
●ヒステリーについて知ろう
>ヒステリーってどんな意味
ヒステリーという用語は、古代ギリシア語の「子宮」を意味する
「ヒステロン」という言葉から来ています。
古代キリスト教では、出産につながる性欲自体が悪であり、
異常行動とされていたためです。
これは、アダムとイブが知恵の実を食べて楽園を追放されるときに、
男性には労働を、女性には生みの苦しみを罰として課されたことからきています。
現代では、精神医学における「ヒステリー」は、
「転換性ヒステリー」または「解離性障害」に分けられます。
「恐怖症」「トラウマ」「強迫症」「パニック障害」などと同じ、
精神障害のひとつとされ、四肢痙攣などの身体症状や記憶障害に襲われる状態です。
子育てにおけるヒステリーとは、全く別のものと考えた方が良いでしょう。
>一般的なヒステリーでありがちな症状とは
精神医学における分類とは違い、一般的なヒステリーとして
捉えられる具体的な症状には、以下のようなものがあります。
・些細なことでも怒りっぽくなる
・怒り出したら止まらなくなる。
・興奮状態が続いて自分でも感情をコントロールできない。
・周りの目を憚らずに大きな声や態度を出す。
このような症状に心当たりのある人は、心が限界を迎えているかもしれません。
身内の誰かでも良いですし、ママ友や保健師さんでも良いので、
一度相談してみると良いでしょう。
●ヒステリーは女性特有のものではない
ヒステリーの原因は、人それぞれです。
それでも、毎月生理でホルモンバランス変化する女性は、
男性よりもヒステリーを起こしやすい傾向にあると言えるでしょう。
また、人から愛されたいという感情が強い人ほど、
精神的に不安定になりやすいようです。
なお、ヒステリーは機能障害であるため、遺伝するわけではありません。
ただ、気質は遺伝するといわれているため、周りや身内にヒステリーを
起こしやすい人がいた場合は、その環境に慣れているため、
自分が受けたストレスを、ヒステリー症状で発散する可能性が高くなるようです。
●子育て中のストレスの発散方法は?
子育て中の女性は、自分の時間ももてず、言葉の分からない幼児と
四六時中一緒にいるわけですから、ストレスは相当なものです。
そんな時、味方であるはずのパパから
「俺は会社で下げたくもない頭下げてるのに、お前は毎日家にいて楽だよな」
なんてことを言われると、プチンと来てしまうかもしれません。
子育て中のママには、自分の思い通りに仕事を進めることはもちろん、
一人きりでお茶を飲む時間もないのですから。
とは言え、子育てと仕事、どちらも大事で、どちらが大変というものではありません。
大事なのは、分からないなりにも分かろうとする努力、
そして、お互いを思いやる心です。
ただ話をするだけでも、ストレスは軽減されますので、
パートナーの様子がいつもと違うと感じた場合は、
アドバイスや指摘をする前に、ただ黙って話を聞いてあげたり、
子供と離れてひとりきりの時間を作ってあげるだけでも、
ストレスはずいぶんと軽くなるはずです。
●ヒステリーは子供にも悪影響
子供と接する時間が長いママがヒステリックだと、子供にも悪影響を及ぼします。
いつ怒られるか分からない日々を過ごしているため、
両極端な性格になる傾向があるようです。
<大人しい子供の場合>
・過度に人の顔色をうかがう。
・自己主張しない。
・引っ込み思案で自分に自信が持てない。
<荒々しい子供の場合>
・我慢ができない
・自分の意見を押し通すためには手段を選ばない
●まとめ
子育てストレスで、ヒステリーをおこすと子供にも悪影響を及ぼす
ということを忘れないようにして下さい。
スポンサーリンク